第93回アカデミー賞授賞式が26日(現地時間25日)、米ロサンゼルス・ユニオン駅の特設会場で開催されました。今年は新型コロナウイルスの影響もあっていつもの2月から2カ月ずれました。
作品賞はやはり『ノマドランド』でしたね。ほか監督賞、主演女優賞の最多3部門で受賞。監督賞は中国出身のクロエ・ジャオ監督でアジア系女性監督として史上初めての受賞。主演女優賞は3度目となるフランシス・マクドーマンド...3度目ってすごいです。確かに素敵な作品だったし納得の受賞です。
主演男優賞にはアンソニー・ホプキンス!! なのに会場にはいらしてなくスピーチなしという結果に。しかもいつもは作品賞が最後に発表されるのに主演男優賞が最後だったためあっけない終わり方だったとか...。ちまたでは昨年亡くなったチャドウィック・ボーズマンが受賞するのでは?と言われてたのでこの受賞で感動的に締めくくるはずだったのかなーと思ったり...。とはいえ、ホプキンスのおじさまの史上最高齢での受賞は喜ばしいことです。早く観たいー。
助演女優賞には『ミナリ』のユン・ヨジョン。韓国出身の俳優がアカデミー賞で演技賞を受賞するのは史上初だそうで同じアジア人として嬉しいです。昨年といい韓国の勢いはすごいですね。本当にあのおばあちゃん良かったもの。どんどん日本はおいてかれていくな💦
Netflix映画では『Mank/マンク』が美術賞、撮影賞の2部門受賞...じわじわ配信系が進出してきて、今後コロナの影響はいつまで続くかわかりませんが劇場公開が減り配信系での受賞が増えてきそうで怖いです。
そしてそして、視覚効果賞では『TENET テネット』の受賞は嬉しいですーっ。予想どおり。長編アニメ映画賞では『ソウルフル・ワールド』でこれはDisney+で観たので受賞を機に劇場公開してくれたらいいのですが...。『2分の1の魔法』も良かったけどやはり『ソウルフル・ワールド』のほうが良かったなぁ。
今までなら続々と受賞作品の公開が目白押しのはずですが、只今大都市は緊急事態宣言中のためシネコンは休館となっているので、地方での公開もどうなるかわからない状況ですね。公開延期もあるのでどうなることやら...。遅れてもいいので無事に公開されますように!!
以下、受賞作品、受賞者(★)。
【作品賞】
★「ノマドランド」
「Judas and the Black Messiah」
「Mank/マンク」
「ミナリ」
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
「ファーザー」
「シカゴ7裁判」
【主演男優賞】
★アンソニー・ホプキンス 「ファーザー」
チャドウィック・ボーズマン 「マ・レイニーのブラックボトム」
ゲイリー・オールドマン 「Mank/マンク」
リズ・アーメッド 「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
スティーヴン・ユァン 「ミナリ」
【主演女優賞】
★フランシス・マクドーマンド 「ノマドランド」
Andra Day 「The United States vs. Billie Holiday」
キャリー・マリガン 「プロミシング・ヤング・ウーマン」
ヴァネッサ・カービー 「私というパズル」
ヴィオラ・デイヴィス 「マ・レイニーのブラックボトム」
【助演男優賞】
★ダニエル・カルーヤ 「Judas and the Black Messiah」
レイキース・スタンフィールド 「Judas and the Black Messiah」
レスリー・オドム・Jr 「あの夜、マイアミで」
ポール・レイシー 「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
サシャ・バロン・コーエン 「シカゴ7裁判」
【助演女優賞】
★ユン・ヨジョン 「ミナリ」
アマンダ・セイフライド 「Mank/マンク」
グレン・クローズ 「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」
マリア・バカローヴァ 「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
オリヴィア・コールマン 「ファーザー」
【監督賞】
★クロエ・ジャオ 「ノマドランド」
デヴィッド・フィンチャー 「Mank/マンク」
エメラルド・フェネル 「プロミシング・ヤング・ウーマン」
リー・アイザック・チョン 「ミナリ」
トマス・ヴィンターベア 「Druk」
【オリジナル脚本賞】
★「プロミシング・ヤング・ウーマン」
「Judas and the Black Messiah」
「ミナリ」
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
「シカゴ7裁判」
【脚色賞】
★「ファーザー」
「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
「ノマドランド」
「あの夜、マイアミで」
「ザ・ホワイトタイガー」
【撮影賞】
★「Mank/マンク」
「Judas and the Black Messiah」
「この茫漠たる荒野で」
「ノマドランド」
「シカゴ7裁判」
【編集賞】
★「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
「シカゴ7裁判」
「ノマドランド」
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
「ファーザー」
【美術賞】
★「Mank/マンク」
「マ・レイニーのブラックボトム」
「この茫漠たる荒野で」
「TENET テネット」
「ファーザー」
【衣装デザイン賞】
★「マ・レイニーのブラックボトム」
「Emma.」
「Mank/マンク」
「ムーラン」
「Pinocchio」
【音響賞】
★「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
「グレイハウンド」
「Mank/マンク」
「この茫漠たる荒野で」
「ソウルフル・ワールド」
【メイク&ヘアスタイリング賞】
★「マ・レイニーのブラックボトム」
「Emma.」
「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」
「Mank/マンク」
「Pinocchio」
【作曲賞】
★トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステ「ソウルフル・ワールド」
テレンス・ブランチャード「ザ・ファイブ・ブラッズ」
トレント・レズナー、アッティカス・ロス「Mank/マンク」
エミール・モッセリ「ミナリ」
ジェームズ・ニュートン・ハワード「この茫漠たる荒野で」
【歌曲賞】
★「ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題) / Judas and the Black Messiah」
「Hear My Voice」「シカゴ7裁判」
「Husavik」「ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~」
「lo Si(Seen)」「これからの人生」
「Speak Now」「あの夜、マイアミで」
【視覚効果賞】
★「TENET テネット」
「Love and Monsters」
「ムーラン」
「ミッドナイト・スカイ」
「ゴリラのアイヴァン」
【ドキュメンタリー賞】
★「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」
「コレクティヴ(英題) / Collective」
「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」
「83歳のやさしいスパイ」
「タイム」
【短編ドキュメンタリー賞】
★「コレット(原題) / Colette」
「ア・コンチェルト・イズ・ア・カンバセーション(原題) / A Concerto Is a Conversation」
「ラターシャに捧ぐ ~記憶で綴る15年の生涯~」
「ドゥ・ノット・スプリット(原題) / Do Not Split」
「ハンガー・ウォード(原題) / Hunger Ward」
【長編アニメ賞】
★「ソウルフル・ワールド」
「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」
「2分の1の魔法」
「フェイフェイと月の冒険」
「ウルフウォーカー」
【短編アニメ賞】
★「愛してるって言っておくね」
「夢追いウサギ」
「Genius Loci」
「Yes-People」
「OPERA」
【短編実写賞】
★「隔たる世界の2人」
「白い自転車」
「プレゼント」
「フィーリング・スルー(原題) / Feeling Through」
「ザ・レター・ルーム(原題) / The Letter Room」
【国際長編映画賞】
★「アナザーラウンド」(デンマーク)
「少年の君」(香港)
「皮膚を売った男」(チュニジア)
「コレクティヴ(英題) / Collective」(ルーマニア)
「アイダよ、何処へ?」(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
作品賞の発表が最後でないのも不思議。
例年なら日本時間の15時くらいに作品賞発表だったのに、あまりの発表の早さにびっくりしましたよ。
それが今年のアカデミー賞最大のサプライズでした。
あまりにも早くて追いつけませんでした 笑
確かに早い発表がサプライズだったのかもしれませんね^^;