【LEE DANIELS' THE BUTLER】 2014/02/15公開 アメリカ 132分
監督:リー・ダニエルズ
出演:フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、キューバ・グッディング・Jr、テレンス・ハワード、レニー・クラヴィッツ、ジェームズ・マースデン、デヴィッド・オイェロウォ、アラン・リックマン、ロビン・ウィリアムズ、マライア・キャリー、アレックス・ペティファー
すぐ目の前で、世界が動いていた
彼は、見ていた。
7人の大統領に仕えた黒人執事
世界の中心(ホワイトハウス)の知られざる物語
STORY:奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。幼くして南部の農園で働くセシル・ゲインズは、白人に父親を殺された後、ハウス・ニガー(家働きの下男)として登用され、白人に仕える作法を叩き込まれる。やがて町に出たセシルは、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボーイとなる。そして、そこでの仕事ぶりが認められ、ついにホワイトハウスの執事に大抜擢される... (allcinemaより)
ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事セシル・ゲインズを主人公に、公民権運動やベトナム戦争など彼の目から見たアメリカの歴史を描いた伝記ドラマ。監督は『プレシャス』などのリー・ダニエルズ。
地元で公開されてたけど観られなかった作品でちょっと前にBSで放送してたので観ました。途中にCMが入ってるのでカットはありましたが不満なく観られました。
歴代大統領7人に仕えた執事ってすごい。それぞれ性格も違うからいろいろと苦労があったでしょうね。でも黒人差別の酷い時代に生きてきたセシルはかなり幸運の人ですよね。盗みに入った家がきっかけで今があるわけで、あのまま追い出されてたらどんな人になってたんだろう...。
いつもの自分の顔と白人に対しての顔と2つの顔を持たないといけない時代....複雑。今はあの時代からは良くなってきても、差別絡みの事件が頻発、差別もまだあるしいつまでたっても平行線。差別がなくなる日はこないんでしょうかね、、、
かなり淡々としているので感動ものとまでにはならないのかなーと思ってましたが、見終わった後にジーンとしてくる作品でした。主人公のセシルが淡々と仕事をこなしていてあまり感情を出さないからかもしれないけど。でもこの白人用の顔を持つことで未来があったという...。
それぞれの大統領役が豪華な顔ぶれでした。この中にはもういらっしゃらない俳優さんもいますが、、、。それぞれ見た目も雰囲気も似ていたけど、特にアラン・リックマンのレーガン大統領が良かった。ジェームズ・マースデンのケネディ大統領も良かったー。
アメリカ公民権運動というと難しそうですがわかりやすく描かれていたので観やすかったです。
★★★.8
鑑賞日:2016/07/17
大統領の執事の涙 [DVD] | |
フォレスト・ウィテカー,オプラ・ウィンフリー,ジョン・キューザック,ジェーン・フォンダ,アラン・リックマン | |
KADOKAWA / 角川書店 |
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