【ILS】R-15
2008/01/26公開
製作国:フランス/ルーマニア
監督:ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
出演:オリヴィア・ボナミー、ミヒャエル・コーエン
闇の向こう側から、“奴ら”は来た。
STORY:ルーマニアのフランス人学校に務めるクレモンティーヌ(オリヴィア・ボナミー)は、夫で作家のリュカ(ミヒャエル・コーエン)と静かな森の中の一軒家で幸せに暮らしていた。ある晩、屋敷に近づいてきた何者かに脅かされ、リュカは脚を傷つけられてしまう。恐怖を感じた2人は逃げようとするが、姿を見せない彼らに執拗(しつよう)に追い詰められていく。(シネマトゥデイより)
実際にルーマニアで起こった実話をもとに描かれたホラーです。薄暗い森の中の一軒家に住む夫婦に起こる、正体不明の“奴ら”に追い込められる恐怖を描いたお話。
『the EYE 【アイ】』のハリウッドリメイク監督に抜てきされるきっかけともなったという長編デビュー作だそうです。
ああなるほど~これならリメイクも良さそうかもしれません。オリジナルは好きだったのでリメイクには期待してませんでしたがこれならちょっと期待。・・・ってもう公開されてます???
またまたこれが、何か出ても不思議ではないくらいの大きな古いお屋敷です。この家の広さと薄暗さだけでも怖いです。
正体不明の足音や効果音がよく効いていてかなりドキドキもんでした。とにかく誰かが家の周りに、そして家の中にいるんだけど正体がわからないんです。人なのかそれとも人じゃない何かなのか・・・まさに正体不明。
ちなみに公開時は『THEM ゼム』のみだったようです。邦題?がついてちょっと興味がわきます。
ルーマニアの映画(フランスも参加してますが)は初めてですかねぇ。じわりじわりと来る恐怖感と緊張感がいいですね。
徐々に犯人の姿がみえてきます。影がサッと見えて、その後は足だけ・・そして全体のシルエット・・・と出し惜しみしながら少しずつ恐怖の正体が現れます。
全体的に映像も薄暗いですし、カメラもやや手ぶれをしててより恐怖感を煽ってる感じでしたね。
観てるこちらも“奴ら”というのがわからないので先が見えません。そして主演のお二人の危機迫る演技も良くて引き込まれました。
夫婦を襲った正体が意外でして、これ本当にこんなことが起こったの?と思ってしまいます。一体何が目的であんなことをしたんでしょうか。日本でも絶対ないとは言い切れないところが怖すぎっっ
ホラーとして、やや物足りなさもあるかなーと思いますがコレくらいが好みですね。
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