原題:LAST LIGHT
公開:1993年TVM
製作国:アメリカ
上映時間:105分
監督:キーファー・サザーランド
出演:キーファー・サザーランド、フォレスト・ウィッテカー、クランシー・ブラウン、アマンダ・プラマー、K・クインラン
STORY:凶悪犯罪を犯した者が収容される通称“デス・ロー”という監房。そこでは、暴力と恐怖が支配していた。死刑囚のデンバーは、唯一人間的な黒人看守と友情を築き、人生の意味を悟る。そして、彼は、非道な看守と凶悪な囚人たちをすべて敵にまわし、人間の尊厳をかけて命がけの抵抗を続けるのだった。(allcinema ONLINEより)
キーファー・サザーランドが監督・主演した死刑囚と黒人看守との交流のおはなし。やけに映像が古っぽいなと思ってたら1993年の作品でしたー。8月の新作なのにな・・・。ちなみにこちらはケーブルテレビ用のドラマでした。『プリズナー』というから脱獄でもするんかと思ってましたがずっと刑務所内でのおはなし。
キーファー・サザーランドは死刑囚。冒頭は暗い汚い穴蔵と呼ばれる独房から、すっぽんぽんでターミネーター座りで登場。5週間も入れられっぱなしで汚れまくってるので本人じゃなくてもわからないくらいです。弁護士との面会のために普通の監房に移動されます。一方、彼と接する看守にはフォレスト・ウィッテカー。どちらかというと彼が主役のような位置づけでした。看守のお仕事をするには繊細過ぎるのとそのために家族がうまくいかなかったりしてそのへんの事情も描かれてました。
死刑囚と看守との交流の物語は『グリーンマイル』が印象的でしたが、設定は似てても現実的でそれほど感動ものではなかったです。やはりここにもいたよ、嫌な看守が!! その時の気分でキーファー演じるデンバーにひどい言葉を言い殴る蹴るし放題。どっちが悪人なんだか・・・。汚い穴蔵独房は禁止されているのに規則を破ってまでぶち込んだ悪徳看守。その噂を聞きつけたデンバーの弁護士が黒人の看守と接触するので、悪徳看守を訴えるために二人が頑張るんかなーと思ってたんですが何もなかったデス、残念。
死刑囚とはいえ、ひたすらひどい目にあわされるデンバーがかわいに思えました。まぁ刑務所内で看守や囚人を殺しているので悪人なんですけど、ただキーファー・サザーランドはそんな悪人には全然見えないんですよね。吹き替えは小山力也さんなのでそっちで観ましたが、どうもへんてこCMが浮かんできてしまって笑ってしまう、、、
後で知りましたが、『アルカトラズからの脱出』のオリジナルセットがそのまま使われてるそうでちょっとビックリ。
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