【ONLY THE BRAVE】 2018/06/22公開 アメリカ 134分
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:ジョシュ・ブローリン、マイルズ・テラー、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・バッジ・デール、テイラー・キッチュ、ジェニファー・コネリー
炎は怖くない。
恐れるのは、愛する人の涙だけ。
STORY:怠惰に暮らしていた学生のブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー)は、恋人の妊娠を契機にそれまでの生き方を改めようと地元の森林消防隊に入る。過酷な特訓に明け暮れる中、次第にチームを率いるエリック・マーシュ(ジョシュ・ブローリン)をはじめとする隊員たちと親睦を深め、彼らに支えられながら少しずつ成長していく。ある日、山火事が発生してブレンダンは仲間と消火に向かうが、山を覆うような巨大な火災になり... (シネマトゥデイより)
2013年にアリゾナ州で発生した大規模森林火災に立ち向かう森林消防の精鋭部隊“ホットショット”の悲劇の実話を描いたドラマ。監督は『オブリビオン』『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキー。
森林消防の精鋭部隊の物語ということで、次々と発生する火災の消火につとめるハラハラドギドキの展開を想像してました。が、森林消防隊員とその家族にスポットを当てたお話なので、前半は隊員たちの人となりを描いたものでまだ緊張感がなく、ついついウトウトとしてしまいした、、、。どちらかというとディザスター映画というより人間ドラマを描いた作品ですね。
クライマックスの森林火災に向けても登場人物たちを描いていたんだと思うけれど、消防服を着ているしエリックとブレンダンくらいしかわからず誰が誰で...って感じでした 汗。それよりも過酷な消火活動をもっと描いて欲しかったかもしれません。とはいえ、森林火災の恐ろしさは伝わりましたけれども。
よくニュースで何日も燃え続けている様子を見ることはありますが、森林火災の季節というものがあり、こんなに頻繁に火災が起きているとは知りませんでした。火は生き物のように人間を襲ってくるようで恐ろしかったですね。場合によってはわざと火をつけたりすることもあるんですね。遠く離れているからまだ大丈夫と思ってもあっという間に火の手がやってきて緊急避難などなど....改めて森林火災の怖さを知りました。
実話ものなので、エンドロールでは実際の隊員たちの写真が流れるのですが、クライマックスの火災の結末があまりにも悲しいものだったので涙しました...。ひとり生き残った隊員はかなり辛かったと思うけれど前向きな言葉にホッとしました。彼の成長を描いた作品でもありますね。
鑑賞日:2018/06/23
この消防士たちのことはニュースで知っていましたが、それでもあの最期には心が抉られるような感覚に陥り、鑑賞後数日経っても引きずっていたりします^^;
そうそう、生き残ったブレンダンは消防士を辞めているみたいです。
ツイッターで炎上する百田尚樹を見てると逐次、燃料源をバンバン投入してる、いや、そんな話じゃないよな。
当たり前だけど、勝つドラマが好きだし、見たいよ。
所謂「生き延びた者による回顧録」という構成ですね。
そっちの方が盛り上がったのでは?
助かってほしいと思っていたのに...
さすがにブレンダンは消防士はできないですよね。でも彼らを忘れずに強く生きていってほしいですね。
私も勝つほうが好きですね。
そのほうが映画としては良かったかもしれませんね。