【CIVIL WAR】
2024/10/04公開 アメリカ 109分 PG12
監督:アレックス・ガーランド
出演:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、ケイリー・スピーニー、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ソノヤ・ミズノ、ニック・オファーマン
それは、今日 起こるかもしれない
STORY:権威主義的な大統領に反発し、連邦政府から19の州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアは西部同盟を結び、政府軍との間で内戦が勃発、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていく。そんな中、ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストたちは、14ヵ月のあいだ一度もメディアの取材に応じていない大統領の単独インタビューを敢行すべく、ホワイトハウスへ向かう...(allcinemaより)
極端に分断が進み、ついには内戦へと発展した架空のアメリカを舞台に、大統領の単独インタビューを狙う女性ジャーナリストを主人公に、各地で壮絶な市街戦が繰り広げられる内戦の行方を描く。監督は『エクス・マキナ』『MEN 同じ顔の男たち』などのアレックス・ガーランド。
シビル・ウォー....あのヒーローたちは出てこない...“内戦”の意味だった。サブタイトルにアメリカ最後の日とあるように、とんでもない展開になっていた。もしもの話だけど、実際にアメリカ国内で内戦が起こったらこうなのかと怖くなると同時に、現実に起きている中東での出来事を思わせる....。予告編ではもっと戦闘シーンが多いのかと思ったけど、ジャーナリストたち目線で描かれていた。
キルステン・ダンスト演じるリーと同僚のジョエル、二人の師匠のサミーに戦場ジャーナリストを目指す若いジェシーの四人が大統領にインタビューするためにニューヨークからホワイトハウスに向かうというもの。その道中、いろいろな出来事がありロームービー的な感じ。そして若いジェシーの戦場ジャーナリストとしての成長物語でもあったかな。最初は死体を見てびびってたのに様々な体験をしていくことで感情に変化...慣れていくことが怖く感じる。
政治には詳しくないので、どこの州が何党でとか同盟を結んでどうのとかちょっとうーんて感じだったけど、理解している人だったらもっと楽しめたのかもしれない。でも、州によってドンパチしている所もあればいつもと変わらない生活をしている州もあったりと内戦に対する考え方も違うのも興味深い。
画面の奥では内戦が起こってるシーンがあるけれど手前では美しい景色が映し出されていたり、木が燃えているシーンさえも美しい映像だっり...ギャップが大きかっただけに複雑な気持ちになる。彼らの行く先々で起こる出来事も、観る側もその場にいるように感じられたし、戦場シーンもリアリティがあって怖かった。特にクライマックスは同じアメリカ人同士が戦う市街戦は迫力あったしリアルすぎるほどリアルだった....。
鑑賞日:2024/10/5
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