☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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「新聞記者」

2020年03月15日 | ★★★++

2019/06/28公開 日本 113分
監督:藤井道人
出演:シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司

内閣官房vs.
女性記者――

STORY:日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育った東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカは、記者会見でただ一人鋭い質問を繰り返し、官邸への遠慮が蔓延する記者クラブの中で厄介者扱いされるばかりか、社内でも異端視されていた。そんなある日、社会部に大学新設計画に関する極秘情報が記された匿名FAXが届き、吉岡は上司の陣野から調査を任される... (allcinemaより)


東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案にしたサスペンスドラマ。官邸とメディアの深い闇を描き出した衝撃の社会派ポリティカル・サスペンス。監督は『デイアンドナイト』『青の帰り道』の藤井道人。

公開時、MOVIXのみで上映でタイミングが合わず観られなかった作品でしたが、先日の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞したそうなのでAmazonプライムで鑑賞。

女性ジャーナリストの事件や大学新設計画などリアルネタが扱われていて興味深く観られました。メインとなる大学新設についての真相はそれってどうなの?と思う所はありましたが。いかに政府内部が不透明かということが描かれてましたね。現実世界のあれもこれも内調のしわざなのかーと思ってしまう💦

全体的に地味で淡々とした展開なのですが、内容が内容なので現実と映画と重なって見入ってしまいました。田中哲司さんの圧力が半端ない演技は怖かったしハマり役。桃李くんも心揺れ動く繊細な演技もとても良かったです。ラストに何かを言っているんだけど...あの後どうなるのかが気になる。

女性記者を演じたシム・ウンギョン、彼女は『怪しい彼女』が印象にあるので、なぜ日本映画?と思いましたが...。日本語をかなり勉強したのねー。でもなんで日本の女優さんが演じなかったんだろうか...。親の設定があったにしても英語を話せる人もいるたろうに....映画の内容で悪いイメージがつきたくなかったのかなと思ってしまう💧

もっと女性記者らメディアと内閣関係とのバトルが観られるかと思ったけれど....日本映画で描くには難しいのですね。フィクションとしてガンガンいってくれてもよかったとも思いますが...。でもリアルな話題をここまで描いたのはなかなかでした。

鑑賞日:2020/03/15


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