【Sweet Rain 死神の精度】
2008/03/22年公開(03/22鑑賞)
製作国:日本
監督:筧昌也
原作:伊坂幸太郎 『死神の精度』(文藝春秋刊)
出演:金城武、小西真奈美、富司純子、光石研、石田卓也、村上淳、奥田恵梨華、吹越満
生き方はお任せします。
最期はお任せください。
STORY:
死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……。
今時の死神は、ミュージック大好き天然イケメン雨男。
そして千葉さんのダイモン?は黒い犬。できたら字幕じゃなくて最近ハヤリの吹き替えでやって欲しいと思ったのは私だけ?
「アヒルと鴨のコインロッカー」「陽気なギャングが地球を回す」の伊坂幸太郎さん原作の「死神の精度」の映画化であります。
死神といえば、「ジョー・ブラックをよろしく」を思い出しますねぇ。ブラッド・ピットが素敵でした。
予告編で、金城さんの死神が面白そうだというのと、ちょいとカッコ良かったものだから・・・ということもあって観てきました。
またしても原作は未読なため、原作との違いは残念ながらわかりません、、、
全編にわたって雨、雨、雨・・・
お話が亡くなる予定の人のところに死神が現れ生死を判断するという設定なので、雨の憂うつさがいい感じに雰囲気を出してたと思います。撮影は大変だっただろうなぁ。ふやけそう。
お話は3つのエピソードがあってそれぞれ過去・現代・未来のような設定になってます。最初の一恵の声を気に入ったプロデューサーとの出会い方もおかしい。いやがらせの電話みたいなことしてて私はこういうもんですと言われてもなぁ。違う方法はなかったのか。
2つ目の藤田さん、なんでキスマークが??あれはちょっと引きました。その時の死神さんの判定は?と思ったけれどと、阿久津くんのその後を考えるとあれで良かったのかなと思います。
最後の富司純子さんのエピソードはちょっと泣けました。このエピソードが良かったので評価は少し上がったかな。でも年を重ねたらえらく性格が変わってたのにはビックリ。
そして、物語を締めくくる空のシーンはもっと一面に広がる青空だったら良かったのになぁと思いましたけどね。
この死神の千葉さん・・・なんで日本名なのか、しかも名字? まぁ親しみやすくて?いいんですけどねぇ。日本が担当地域だからなんですかねぇ。
とってもおちゃめなイケメンさんです。この死神さんは一般の人にもちゃんと見えるんですね。ミュージック大好きで、よくCDショップでヘッドホンで嬉しそうに視聴してる姿がかわいく思えてしまう。
しかーし・・・最初のエピソードの時代は80年代ですよね?CDってありましたっけ?
それにロボットがいる時代では、全然未来っぽくなかったし。だったらロボットじゃなくて普通の女の子でも良かったのでは?
そのほか後で考えるとツッコミどころが結構ありました、、、
同業者の死神さんたちが近くにゴロゴロいるのは笑いました。地区限定のお仕事なのか、かなりの数が出回ってるのか。残念なことに千葉さんしかイケメンがいない・・・
どうせ担当がつくならイケメンがいいですよねぇ(笑)
死神の世界から人間の世界への入り口がどこでもドア。担当する人によってドアが違うのは面白かったです。最初の電話ボックスはベタすぎでしたけど。しかも変身してる(笑)
今回、藤木一恵名義で主題歌を歌ってる小西真奈美さんの歌声にはビックリでした。透き通るような声が素敵で作品の雰囲気と合っていて良かったです。役柄と同じく歌手デビューですね~。なかなか聴けなくてちゃんと聞けるのはエンドロールでした。
うーん、設定やキャストも良いのにそれがうまく活かされてなかったように感じます。金城さん演じる死神さんのキャラは良かったんですけどね。
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