【THE WOLFMAN】 2010/04/23公開 アメリカR 15+ 102分
監督:ジョー・ジョンストン
出演:ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジェラルディン・チャップリン
今宵は満月。月が欠けるまで、悲鳴が止まらない。
Story:19世紀末、兄の行方不明の知らせを受けて帰郷した人気俳優のローレンス(ベニチオ・デル・トロ)は、到着早々無残に切り裂かれた兄の遺体と対面する。犯人の捜索中にウルフマンに襲われた彼は自らもウルフマンに変身し、満月の夜になると殺人を犯すようになってしまう。そんなローレンスを父ジョン(アンソニー・ホプキンス)はわざと凶行に走らせ、警察へ引き渡すが…(シネマトゥディより)
満月の夜はなんとなくワクワクしますーっ♪
満月の夜になると凶暴なウルフマンに変身してしまう男の宿命と苦悩を描いた作品。『狼男(1941)』のリメイクですが未見です。監督は『ジュマンジ』『ジュラシック・パーク III』のジョー・ジョンストン。ウルフマンに変身してしまうのは、眉毛から察すると毛深そうな気がするベニチオ・デル・トロ。
吸血鬼(ここは古典的に)映画はよくあるけど、狼男映画はあまり見かけないような・・・。思い出すのは『ティーン・ウルフ』(笑。ちょっと新鮮な気分ですね。
ヴァンパイアの次に好きなのは狼男(変身前はイケメン希望)です。好みとは違うけれどベニチオ・デル・トロの狼男は変身前からそれっぽく見えるのでなかなかのハマリ役だと思います。変身シーンとその後を観て、おお~超人ハルクみたいと思ってしまった。
19世紀の雰囲気、衣装、月明かりに照らされたゴシックな館、森などなど、とにかく好み。遠吠えや悲鳴が聞こえるとワクワクしてきます。あー、タイタンを優先してしまってバカバカ。またダニー・エルフマンが“マン”つながりで(関係ない)、雰囲気にピッタリで良かったです。文字が真っ赤なエンドロールナイスです。
狼男さんはCGじゃなくて特殊メイクってところが味がありますねぇ。人間と獣とはどこで分かれるのかを問う意味ではCGだと説得力ないし。ただ親子関係、宿命と苦悩を描いたというわりに印象は薄いですね。
村の人たちが次々と襲われる所は半端なく残酷ですな。首チョンパ、内臓えぐられたり、南斗水鳥拳のように引っかかれたりとアイタタター。前ぶれもなくいきなりやってくるので観てるこっちもちとのけぞりました。
狼憑きやジプシーの呪いと噂されるけど、当時としては精神的な病気と思われてたとは...。治療だとか言ってるけど精神的なもんであの変身はどうとるのか、、、。びっくりしてる人達を見てそれ見ろ~ってなもんですよ。
変身しただけであんなに獣になってしまうのはかわいそう。元は人間だったのだし、変身しても人間性をコントロールできなかったものか、最後はちょっと切なかったですね。
アンソニーパパもひどいなー。苦しみはわかるはずなのに・・・。でも冷たい父親は合ってましたね。親子対決は・・・それほど悲しくは思わなかったけれども・・・どちらかというとクスッとしてしまった所もアリ、、、。
ラストで傷を負ったヒューゴが満月を眺めたので、まさか変身?して終わるのかーとちょっと期待しちゃった(笑)
※2010/04/25、TOHOシネマズにて
++
【チケットカウンターでの出来事】「ウルフマン1枚」「え?」「ウルフマン」「え?」「ウルフマンです」「あっコナンですね!」「・・・」、仕方ないので近くにあった時間割?の紙を見せながら「コレ!」「あ、ウルフマンですね」どうやったらウルフマン→コナンに変換されるんだろー。
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