2023/02/06放送 日本(NHK BSプレミアム)
演出:若松節朗
出演:織田裕二、桜庭ななみ、満島真之介、泉里香、戸田菜穂、上地雄輔、高嶋政宏、鶴見辰吾、伊藤英明
働くこと。生きること。誰もが、幸せになっていいはずだ。
STORY:捜査一課・継続捜査班の刑事・田川信一(織田裕二)は、鑑識課の木幡祐香(桜庭ななみ)に頼まれて身元不明の死者リストを調べていた。田川は、リスト「903」の男が一酸化炭素中毒自殺に見せかけて殺害されたことを見抜く。田川と木幡は男の死を丹念に捜査し、男が沖縄県出身の派遣労働者・仲野定文(満島真之介)だと突き止める...
NHK BSプレミアムで2月に放送されたドラマ。地上波で再編集版が放送されるのを知って、あー録画して見てなかった~と遅ればせながら鑑賞。自殺で処理されていた身元不明の男性が実は自殺に見せかけて殺害されたことがわかり再捜査し犯人を追うという物語。原作は、相場英雄の同名小説。演出は『Fukushima 50』『空母いぶき』の若松節朗。
織田裕二主演作にはずれなし...でもあり、若松監督にはずれなしかな。前に見た『石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』『しんがり ~山一證券 最後の聖戦~』もかなり面白かった。物語は鑑識課と捜査一課・継続捜査班の刑事の二人が事件の真相と真犯人を追う展開で、刑事ら目線で真相がわかっていくので引き込まれていく。
なぜ派遣労働者・仲野が殺害されなければならなかったのか、仲野のひととなりや派遣労働者の労働環境など丁寧に描かれ、切なくもいろいろと考えされられるドラマだった。実際にはどこまでなのかはわからないけれど、リアルにもひどい労働環境で働いている人もいるのよね....。
織田裕二のよれよれのジャケットを着た刑事役が似合う年齢になってきたね。地道に淡々と足を使って捜査...踊るの和久さんを思い出す。相手役の桜庭ななみも好印象。二人の地な捜査と目の前に大きな壁が立ちはだかっても信念を通す姿がとてもよかった。でも大企業やそのバックにいる人たち....ほんと問題だわ。多少のもやもや感を残しつつではあるけれど...納得いく終わり方ではあったかな。
鑑賞日:2023/11/6-7
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