【TEN】 2008年 オーストリア 96分
監督:ウルズ・エッガー
出演:クリストフ・ヴァルツ、ジルク・ボーデンベンダー、トビアス・モレッティ、スティーヴン・バーコフ
Story:トーマスの息子の死で終わったかに見えた事件だったが、諦め切れないペーターズは捜査を続けていた。やがて彼は、捜査の末に古い神学校寄宿舎にたどり着きくが...
クリストフ・ヴァルツ主演で紹介されているけれどそうではない『TEN(テン)』の後編です。連続殺人事件が起りトーマスは捜査にあたります。次第に殺人の手口から十戒をなぞらえた殺人であることがわかります。その矢先、トーマスの息子もその犠牲となってしまいます...。
前編でよくある設定だとか言っておりましたが全部見終えて思うのは、面白かった!!でした。すんませんっっ。十戒ということは全部で10人の死体が出るというわけで、残りはこれとこれあれとあれとわかるんですが、人によって数字の解釈というか順番が変わってくるのが面白いです。
合間に出てくるモノクロのコミック画が気になってたんですが伏線になってました。前編では黒マントの後ろ姿、しかもちょこっとしか映ってなかったし動きが早いので犯人は特定できない。しかし犯人がわかると、それはちょっと無理があるだろーと思いましたよ、、、。
なかなか複雑な内容にもなってて面白かったし、ちゃんとどんでん返しも用意しておいてくれる。ラストはあっけなかったようにも思えるのですが、事件のラストはコミック画で締めくくられてるあたり好きかも。
『セブン』以来の傑作だのなんだのというふれこみの作品は多々あるし、いまひとつな所があったんですがこれは面白かったです。ヴァルツさんが有名にならなかったら観られなかったかもしれないのでありがたや~。最後はえらいことになっとりましたが...。
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