☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

映画とLIVEのミーハーな感想とたまにお出かけ日記♪
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そして誰もいなくなった(2017)

2017年03月30日 | TV movie(ドラマ)

2017年3月25日21:00-23:06/26日21:00 - 23:10放送 TVM
監督:和泉聖治
出演:仲間由紀恵、向井理、柳葉敏郎、大地真央、國村隼、藤真利子、余貴美子、橋爪功、津川雅彦、渡瀬恒彦、荒川良々、沢村一樹

STORY:八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ「自然の島ホテル」のオーナー・七尾審によって10人の男女が島に呼び寄せられる。島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか―期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。10人が互いの過去を探り合う中、突然招待客のひとりが目の前で殺害される...


アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を日本で初めてドラマ化。
監督は「相棒シリーズ」、『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』などの和泉聖治。
そして、3月14日に亡くなった渡瀬恒彦さんの遺作となりました。

言わずと知れたアガサ・クリスティの1939年に刊行された、孤島から出られなくなった10人が1人ずつ殺されていくというおはなし。原作に忠実に描かれてはいますが、日本仕様に変更されている箇所があります。

Wikipediaによると、舞台は八丈島沖に浮かぶ「兵隊島」の「自然の島ホテル」となり、童謡のインディアンも兵隊に変更。登場人物や舞台は現代の日本に置き換えられ一部の人物の職業や過去に犯した殺人の方法、動機が変更。「自然回帰」というホテルのルールとして没収され金庫に保管されていた宿泊客のスマートフォンやタブレット類の電子機器から、バッテリーを抜かれていたことが発覚するという形で島が孤立。招待主の名前のアナグラムは、招待主の「七尾審(ななおしん)」と代理人の「伊井弁吾(いいべんご)」の名前を合わせて組み替えると「名無しの権兵衛」に...でした。

やはり原作がしっかりしているのでドラマ化しても面白いですね。無理やり2時間枠で収めず2夜連続ものにしたのが良かった。豪華俳優陣が揃いとても見応えのあるドラマに仕上がってました。10人は殺されるのはわかっているのでそれぞれの罪とどんなふうに殺されていくのか楽しみでした...言い方変?? それにナレーションが石坂浩二さんなのが嬉しいな。←金田一!!

物語はいい感じに忘れていたので誰が犯人かわからないまま見られたのが良かった。仲間由紀恵ちゃんが一番最初に名前があるので一番最後なんだろうなとは思ったけれど、真犯人が渡瀬恒彦さんなのはわかる。なぜかというとお亡くなりになったことでワイドショーでクランクアップの様子を流していたのでわかりました...テレ朝ネタバレしてるよー 笑

渡瀬さんのラストのトリックの説明シーンはドラマの設定と実際の状態を重なってなんともいえない気持ちになりました。長台詞は本当におつかれさまでしたと同時に幕を下ろすのにふさわしい作品だったと思います。

1人ずつ殺されていってみんながその度にドドドーっ現場に集まるのは「金田一少年」を思い出す 笑。もっとおどろおどろかったりすればじっちゃんの金田一っぽくなるんだけど。どうしても日本で映像化するとそう考えてしまいますね 笑。改めて考えるとここから影響を受けて作られた作品の多いこと...しかも忠実に描いても古さを感じさせないのもすごいところです。

番組HPを見ていたら、アガサが監督さんの夢枕に立ったらしい。3度現れて一方的に英語でしゃべられたのでわからなかったとのこと 笑。ちゃんと作らないと承知しませんよーと言ってたんじゃないですかねえ。たぶん怒られずに済む出来だったと思います。

鑑賞日:2017/03/27,28


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