【SPANISH MOVIE】 2009劇場未公開 スペイン 88分
監督:ハビエル・ルイス・カルデラ
出演:アレクサンドラ・ヒメネス、シルヴィア・アブリル、カルロス・アレセス、ライア・アルダ、オスカル・ララ、エドゥアルド・ゴメス
新しい家にやってきた若く美しい家政婦ラミラ。その家には、夫を待ち続ける病的な母親ラウラ。意地の悪い娘。全身麻痺の振りをする弟のペドロが暮らしていた。彼女はその家の息子シメオンが光過敏症だと知らず、彼を外に出してしまう。黒こげになったシメオンの死体を、ラミラは必死に隠そうと奮闘する…
本国では『アバター』と首位争いをしたという人気作をモチーフにした爆笑コメディ。
予告編を見ると『永遠のこどもたち』『アザース』『月曜日に乾杯』『海を飛ぶ夢』『ボルベール <帰郷>』『パンズラビリンス』『ノーカントリー』『オープン・ユア・アイズ』『REC』の印象的なシーンが次々とパロディ化されて構成されとります。スペイン系の作品が多いのかな。
全作品観ていないのでわからない部分もあるんですが、とにかく笑えました。クスクス笑いが多いんですけど、たまに爆笑シーンが盛り込まれてるのがうまいっ。『永遠のこどもたち』のベニグナのインパクトあったシーンの再現は爆笑でした。何気にレスリー・ニールセンが登場しててボケっぷりが良かったな。太っちょオカッパも笑えた。
へんてこ家族が住むお屋敷がホラー感漂う雰囲気が良いです。そして姿を消した息子の母親役の女優さんが最高~!! 終始真面目に演じてて無表情、ホラー作品やシリアス作品が似合う方なのに時たま下ネタ暴走したり、パンチラしてくれたり、とぼけたキャラでホント楽しませてくれました。その娘の血も涙もない冷血少女の所行も結構ツボ。
ベースになったと思われる『アザーズ』は今度観てみよう。
この作品を思い出しながら笑って観ちゃいそうだけど。
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