☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

映画とLIVEのミーハーな感想とたまにお出かけ日記♪
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リダクテッド 真実の価値

2009年03月30日 | ★★★++

リダクテッド 真実の価値 [DVD]
原題:REDACTED
公開:2008/10/25 R-15
製作国・年度:アメリカ、2007年
上映時間:90分
レンタル開始日:2009/03/06

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:パトリック・キャロル、ロブ・デヴァニー、イジー・ディアス、マイク・フィゲロア、タイ・ジョーンズ

信じるな、自分の目で見ろ。

+あらすじ+
戦場をビデオ撮影し、映画学校入学のアピール材料にするというもくろみから、イラクでの兵役に志願した19歳のサラサール(イジー・ディアス)。検問所の任務に就いていたものの、大した映像が撮れないことに不満を感じていたサラサールは、ある夜、戦争遂行に役立つ証拠を捜索するという名目で、仲間とともに1軒の家に踏み込む。(シネマトゥデイより)


2006年にイラクで実際に起きたアメリカ兵による少女レイプとその一家惨殺事件をもとに、戦場の真実をドキュメンタリー風に描いた作品。

タイトルのREDACTEDとは、都合の悪い情報を削除すること・・・だそうです。

実際に起こった事件は真実だけどその前後のアメリカ兵たちの様子はフィクションであるわけですが、ドキュメンタリー風に描かれているのでリアル感あります。サマラ検問所が舞台ですが、この検問所で殺されたイラク人は2000人、そのうち敵は60人だったそう・・・。これはひどいなとは思うのですが、女性や子供を使っての自爆テロなんてもんがあるわけですから、誰が民間人で誰が敵かなんて見分けがつくわけがないわけで・・・言葉を失います。

イラク人が標識を認識できるのはほとんどいないらしく、印象的なエピソードとして検問所で一台がアメリカ兵の止まれの合図を無視して通過しようとして銃撃されてしまいます。アメリカ兵は手を振って止まる合図をしたのに、イラク人は手を振っていたのを挨拶だと思い通過しようとして銃撃されてしまったという・・・国が違うと意味合いも違ってくるんですね。

曹長爆破も衝撃的でしたー。何の前ぶれもなくきたので声出して驚いちゃいましたよ。本当に何がおこるかわからないんですね。

映像は兵士たちが撮影した映像や軍の監視映像、取材の映像、武装集団の映像、家族とのチャットの様子やYoutube(でいいのかな)の映像などなどいろんなカメラからの映像で作られていてフィクションとは思えない緊張感とリアル感がありましたね。

常に死と隣り合わせの緊張感ある毎日。こんな場所でマトモでなんていられませんね。余裕もない正常な判断もできなくなりそうな毎日の中で起きた事件。アメリカ側は被害者の少女をどうしてもテロリストか何かにして都合良く片付けたがってるようで腹が立ってきますね。こっちは悪くない、仕方ないんだと言い聞かせたいようで・・・

本国では賛否両論あったでしょうねぇこの作品。でも監督の作品に込めた思いは伝わってきたように思います。いろいろ考えさせられるこもあり、とても興味深い作品でした。

ラストに流れる画像では負傷した人や遺体の数々が戦争の怖さが映しだされています。目のところは黒く塗りつぶされていてそれが余計に怖さを感じます。
何度も観るような作品じゃぁないですが、戦争の実態を再現したものとして観て損はなかったと思います。

*映画鑑賞★日記・・・より転載


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