原題:UP
公開:2009/12/05
製作国:アメリカ
上映時間:103分
監督:ピート・ドクター
声の出演:エドワード・アズナー、ジョーダン・ナガイ、ボブ・ピーターソン、クリストファー・プラマー
Story:いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。(シネマトゥディより)
亡き妻との約束を果たすために南米の滝をめざすカールじいさんの大冒険のお話。
年末はアニメが恒例になりつつあるこの頃か?。予告編を見てなぜかほろっとさせられたので観てきました。おじいちゃんという設定に弱いのだ。そのほかに実はカールじいさんを初めて見た時、マーティン・スコセッシ監督に似てる!!と思ってしまってからは観ようと心に決めたのでしたーっ。白髪頭と黒縁眼鏡のせいですかねぇ。
冒頭、少年が少女と出会い、やがて結婚、そして老いて、妻に先立たれるまで10分くらいの早送りで見せてくれるんですが、ここがなかなかステキで感動的でしたね。セリフがなくても状況がわかるし、こういう人生を歩んで来たんだなーと思うとじーんときちゃいました。
年老いても夢は諦めきれず、たくさんの風船を結びつけて飛行船と化した家。絶対にありえないんだけど夢があって良いですね。孫みたいな少年と共に大冒険に繰り出すのですが、お話としては普通の冒険ものといった感じでした。でも、それ普通ないだろーってツッコミたくなる部分が面白くて最終的にはとても楽しく観られました。
偏屈カールじいさんが冒険をしていく間に少年や動物たとに心を開いていく過程が丁寧に描かれてのが良いですね。それに足腰もしっかりしてきて何よりもホッとしましたよ。出発する前はベッドから立ち上がるのも大変だったし階段も電動式イスで下りてきたほどなのに、冒険に出たら家しょってますしね(笑)。過去の思い出も大切だけど、これからの未来もステキなんだよというのが伝わってきたし、好感の持てる終わり方が良かったですー。
えっと、実は最近流行の3D作品は今回が初でしたー。未だにメガネが赤と青なんだと思ってた私、、、。映画を観て頭痛に悩まされることもあるので最初は躊躇してました。まぁこの後の『アバター』もあるし予行演習も兼ねていたんですが、全く普通に違和感なく観られて安心しました。ただ3Dとなると映像にごまかされそうな気もするんであまり気が進みませんが...。
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【晴れ ときどき くもり】
原題:PARTLY CLOUDY
監督: ピーター・ソーン
本編前の短編映画。へぇ~雲が赤ちゃん製作してたんですかーで、コウノトリさんが配達するんですねぇ。これ、面白かったです。他とはちょっと違った雲さんが、凶暴な動物の赤ちゃんを作り出して、それを運ぶトリさんが偉い目にあうという・・・。セリフはないんですが観てるだけでわかるし、笑いがあってちょっと切なさもあって短いけど楽しめました。
※2009/12/05、TOHOシネマズ
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