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朝から大阪は雨模様。。
家にこもりFMを流していると、大瀧えいいちの「雨のウェンズデイ」が2回かかった。
雨の水曜日ってドンピシャ!やもんなあ・・と思いながらハミングでおっかける、歌詞は
忘れたので。。
ケイト・モートンの「秘密」がすこぶるつきのおもしろさだったので、こちらを図書館で借りて
読んでみた。
読んだ本の感想をつらつら載せているが、読んで損したと思わない程度のモノに
オススメ!っていうのも何だかなあ・・と思い、最近はこの4文字は避けてきたが
本日解禁、こちら正真正銘のオススメです。
1913年オーストラリアの港についたロンドンからの船。
小さなトランクとともに取り残されていた身元不明の女の子はネルと名づけられて、
オーストラリア人夫婦にひきとられて育てられる。
21歳の誕生日にその事実が告げられたネルは、
自分の過去や本当の両親のこと、どうして船に乗せられ異国に放たれたのか・・・などなど
過去の虜になる。
時は移り2005年、ネルの孫娘カサンドラは祖母の思いがけない遺産であるクリフコテージを
訪れるためイギリスへ・・・。
ネルの物語、カサンドラの物語、ネルの親世代の物語
3つのお話が100年の時を行きつ戻りつしながら秘密にせまり謎を解いていく過程が
とてもおもしろく、最近はあまり集中して読みすぎると眼精疲労がひどいので
そこそこにして明日のお楽しみにしているのだが、
明日の来るのがどれだけ楽しみだったことか(笑)
それも今日おわってしまったので少し寂しい^^;
訳者の方があとがきで書かれているが、三つの物語がいわゆる「三つ編み構造」になっていて
絶妙により合わさりつながっていて、・・・・仕上がったストーリーはまるでゴブラン織りか。。
厚みがありもちろん暖かくもありミステリアスでもあるという、
こんな季節にゆーっくりページをめくるにはおあつらえ向きの小説かも知れない。
「秘密」にも何度か出てきた「サバイバー」という言葉、
あまちゃん挿入歌の
♪ 暦の上ではディセンバー でもハートはサバイバー~
をちょっと思い出した。
全然カンケイなかったですね^^;
ちなみにサバイバーは、「へこたれない子」と訳を・・うーん言えてるなあ・・・
「秘密」もそうだけれど、とてもこなれた日本語で
青木純子さんの訳された本をもっと読みたくなった。
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