ゆきの湯

はじめてのぶろぐ

月あかり

2009-03-12 23:25:16 | Weblog
 昨日、会社から帰ってきてもうすぐ家に着く頃、空がやけに明るいのでなんだろう?と思って見上げると月が煌煌と輝いていました。
 古典にはよく月灯りの話がでてきますが、こういう月だったら昔はさぞ明るくかんじたんだろうなぁと思いました。
 月を見て思い出すのは源氏物語で光源氏が女性が1人で月を見るのは不吉だよって言っているシーンです。今はだれもそんなことを考えないですよね。みんな月を愛でるほどの時間はないし、女性もバリバリと仕事をしたり、ロケットで月に行けちゃう時代ですからね。
 昔のようにゆったりと時が流れるなんていうことがこれから先あるのかしら?でも昔と違って今は寿命が延びているからゆったりしていたら退屈してしまうかもしれませんね。
 でも、日本人としての風流な心は心の片隅にでもちょっとでも持っていたいと思った夜でした。