佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

名古屋市の北名古屋工場(仮称)整備事業と保育ガイドラインについて視察



 市議団の視察2日目は名古屋市です。現在、整備中の北名古屋工場(清掃工場)について視察を行いました。名古屋市のごみ焼却工場は現在5か所あり、設備更新などのために、新たに北名古屋工場を隣接する北名古屋市に整備しています。この清掃工場も昨日の堺市と同様に、シャフト式ガス化溶融炉方式を採用しています。最終処分場の埋め立てにも限りがあり、事業者に①ストーカ式燃焼方式+灰等資源化、②流動床式燃焼方式+灰等資源化、③シャフト式ガス化溶融炉方式のいずれかとして、総合評価一般競争入札で行なっています。シャフト式ガス化溶融炉方式の内容は、日鉄住金エンジニアリング株式会社グループが整備しているため、堺市とあまり変わりませんが、同じ市内にある鳴海工場の整備から、まもなく10年となり、高効率発電やコークス使用低減など技術開発が進んでいるとのことです。

 整備概要やPFIを導入した鳴海工場の効果や課題を職員の方が丁寧に説明していただき、とてもわかりやすかったです。課題で示されていたのは、以前伺った鳴海工場の説明の際にも、工場への計画搬入量とごみ質の維持が必要であること。市の直接運営でなくなるため、整備や運営に関する知識や経験などノウハウの蓄積や継承が困難となると率直に説明されました。

 ごみ問題は市民の生活に大きく影響するものです。さまざまな過程で市民にわかりやすく事業の内容を説明していくことも重要です。すべてシャフト式ガス化溶融炉方式を採用してしまったら、それこそごみ行政への関わりがどんどん少なくなり、市の持つ技術も継承できない事態にもなります。ストーカ式燃焼方式も残していく必要もあります。

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