佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

市民生活優先の予算に組み替えを!―野本信正市議が予算組み替え動議


 今日は千葉市議会最終日。神谷市長提案の予算案に対し、日本共産党千葉市議団は予算組み替え動議を出し、野本信正市議(若葉区)が提案理由の説明を行ないました。

 日本共産党市議団を代表して、議案第12号令和4年度千葉市一般会計予算の組み替えを求める動議について、提案理由の説明を申し上げます。

1 組み替えを求める理由
 新年度予算は一般会計4,884億円、前年度比220億円増、市税収入129億円増であり、これらの財源を使って、地方自治法の本旨「住民福祉の増進」、千葉市基本構想の理念「人間尊重、市民生活優先」の予算にすることであります。

2 組み替える予算について
 新年度福祉カットの中、国民健康保険料4億3,000万円を中止する。
 また、前年度に引き続く真に必要な福祉を削り他の福祉に充てる「質の悪い福祉カット、市民いじめ」を中止する。すなわち心身障害者福祉手当カットを元に戻す。在宅介護オムツ支給を10倍にした所得制限改悪を元に戻す。生活保護世帯下水道使用料減免廃止を元に戻す。小中学校エアコンの電気代補填のため、子ども医療費保険調剤の自己負担を中止する。 
 以上、4事業を元に戻して合計5億7,924万円のカットを中止する。

 一方で、大型開発は、競輪場、千葉公園体育館整備、中央公園・通町公園連結強化、千葉駅東口地区市街地再開発、新千葉2・3地区第1種市街地再開発、幕張新都心拡大地区新駅整備、千葉中央港地区街づくり、蘇我スポーツ公園の整備、新庁舎整備の9事業の新年度予算は、前年度繰り越し明許額と補正予算額を含む合計は、188億円で、前年度に比較して、52億6,000万円の増額である。
 大型開発9事業の新年度予算、188億円の0.026%を減らして福祉に回せば「質の悪い福祉カット」約5億8,000万円は中止することができる。

3 組み替える対象事業と財源
(1)対象事業

 新型コロナウイルス感染症対策や災害に強いまちづくりの前進、地球温暖化防止策・容器包装プラスチック資源化に踏み出す、交通困難者・高齢者に外出支援デマンドタクシーの社会実験、国保料の引き上げ中止、質の悪い福祉カットをやめて元に戻す等に振り向ける。
 以下、記載のとおりである。

(2)組み替えの財源
 大型開発9事業188億円中、不要な事業は中止し、急がなくてよい事業は延期する。
 国直轄事業負担金、県事業負担金の是正。資本金10億円以上を超える法人に対する市民税均等割の制限税率を適用する。財政調整基金を50億円活用する。
以上、記載されている財源総額245億2,986万円中、補助金を差し引いた金額を組み替え財源にする。
 以上、提案した動議に基づき、予算の組み替えを行い、市民生活優先の予算にすることを求め、提案理由の説明を終わります。

予算組み替え動議の本文はこちら⇒yosankumikaedougi2022.docx

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