佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

地方自治の本旨「住民福祉の増進を図る」予算を!かばさわ洋平市議が意見表明

 昨日の一般質問終了後、予算審査特別委員会が開催され、市長提案の令和6年度予算案に対する各会派からの意見表明が行われました。日本共産党千葉市議団からは、かばさわ洋平市議(緑区)が、予算案に反対の立場から意見表明を行いました。以下、理由です。

 反対する理由の1つは、地方自治の本旨「住民福祉の増進を図る」ことに照らすと、今回の予算案では不十分であるためです。新年度予算案では、我が会派としても求めてきた子ども医療費の18歳までの拡充、学校体育館エアコン整備、バス路線維持に向けた新たな支援制度が盛り込まれたことは評価する一方で、少子化対策・物価高騰対策で県内自治体でも広がる学校給食費無償化が先送りされたことや、国民健康保険料と介護保険料のダブル値上げによる影響額は32億円に及ぶなど、住民福祉の増進の観点で精査すると不十分と言わざるを得ません。








 反対する理由の2つ目は、予算配分の優先度が市民目線とかけ離れている事業が複数あるためであります。代表質疑で事業効果をただしても、来場者数が増える明確な見通しもない中央公園・通町公園連結強化に、新年度は25億円を投じる一方で、雨漏りのある緑区役所の大規模改修は先送りされています。日々、市民が利用する区役所環境より、中心市街地への税金投入を優先する対応は市民目線とかけ離れていると言わざるを得ません。
 さらには、企業立地予算が前年度比倍増の20億円という多額の予算を計上し、担税力のある大企業に最大2億円を超える手厚い補助等を行う一方で、商店街環境整備予算はわずか90万円とあまりに格差のある予算です。商店街や中小事業者の支援が不足するなか、これ以上、地域の賑わいや活力が失われることがないよう、予算配分の是正を求めるものであります。

 以上、急ぐ必要がなく事業効果も乏しい大型開発や企業立地に偏重した予算配分などを見直し、市民が切実に望んでいる学校給食費無償化の実現、また地震が頻発する中、災害から市民を守るために学校体育館エアコンの前倒し整備、あるいは地域経済活性化策として商店街リニューアル助成の創設、さらには高齢者が元気に外出できる外出応援制度の創設などに予算を振り向け、真に誰も取り残されない千葉市をつくるための予算となるよう求め、会派を代表しての意見表明とします。

 今日は、私から予算組み替え動議を提出し、かばさわ市議が補正予算議案、予算議案、条例・一般議案、請願についての討論を行います。写真やデータは、かばさわ市議が代表質疑で示したものです。

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