佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

千葉市議会第3回定例会が開会しました


 今日午後から千葉市議会第3回定例会が始まりました。初めに新任局次長の紹介や寺井勝病院事業管理者の就任あいさつ、選挙管理委員会委員長の就任あいさつ、農業委員会委員長の再任あいさつがありました。
 その後、閉会中に審査されていた請願「千葉市立病院の再整備基本構想(案)の市民に向けた説明の場を求める請願」が不採択になったことについての報告に対し、中村きみえ市議(花見川区)が討論を行いました。
 請願の内容は、千葉市病院事業のあり方検討委員会の経過、パブリックコメントが実施されている中(閉会中審査は6月23日、パブコメ期間は6月15日~7月15日)で、市のホームページを見て説明したとしても膨大な量の資料では市民に十分説明がなされていないことから不安が募っていることを指摘。ネット環境がない方も多く、病院は赤ちゃんから高齢者までの幅広い対応が求められていることから、説明の場が必要であると求めている内容です。
 中村議員は、あり方検討委員会とは別に病院運営委員会でも病院のあり方について議論していることについて、「委員会の議論で初めて明らかにされたことは、市民、議会への説明を軽視しており、市民参加を保障する場を提供し、情報公開して示すべき」と指摘しました。
 また、無所属議員からも市民への説明は必要との意見も出され、オンラインでの説明会も委員会で提案されました。

 今回の請願について、
①願意に沿い市民に向けた説明の場を設けるべき。
②公立病院は市民のための病院であり、市民参加・情報公開のもとで進められるべきもの。
③コロナ禍のもとで、今後も病院での診療のあり方が問われており市民の不安の声にこたえること。
④あり方検討委員会の最後の2回は議論している内容が市民にわからず、結論が出てきたことは説明が不十分であること。

 以上のことから、中村議員は「市民の命と健康を守る病院のあり方が問われているときに、市民への情報公開・説明責任を果たすことが必要であることから、請願に賛同する」と表明し、討論としました。
 本会議での採決の結果は、日本共産党千葉市議団6名と無所属の渡辺議員の賛成だけでした。


 市長から今議会の補正予算や条例議案、一般議案、決算議案の概要を説明・提案された後に、もりた真弓市議(花見川区)が発議「千葉市観光振興あり方検討委員会設置条例の制定」についての提案理由の説明を行いました。
 この条例案は、千葉市の観光に係る施策及び計画に関する事項についてあり方検討委員会で調査審議し、市長に意見を述べることを目的としています。
 全国の自治体でも条例を制定して、都市の魅力発信をはじめ、市民が誇れるまちづくり、観光資源の発掘、活力ある地域づくり、地域経済の活性化などに寄与しているところもあり、千葉市においても特色をいかした観光の推進に取り組むことが重要と、もりた議員は説明し、賛同を求めました。
 この条例提案は、9月14日(月)に開催される環境経済委員会で審議が行なわれます。

 写真上は請願に対する討論を行なう中村きみえ市議と、写真下は、条例の提案理由説明を行なうもりた真弓市議です。

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