今日はエイプリルフールですね。
エイプリルフールといえば、「帰ってきたドラえもん」でしょう。
ドラえもんが22世紀に帰ることになり、のび太が一度はドラえもんとの別れを受け入れるが、最終的にはドラえもんが野比家での生活を続けることになる、という話。
単行本6巻の「さようならドラえもん」、7巻の「帰ってきたドラえもん」の2話をベースにアニメ映画化され、1998年春に公開されました。
4月バカがこの話では重要な要素になっています。また、のび太がドラえもん抜きでジャイアンと喧嘩する場面は必見です。
さて、私としては、ドラえもんとの別れは2005年3月でした。
大山のぶ代さん(ドラえもん)、小原乃梨子さん(のび太)、たてかべ和也さん(ジャイアン)、肝付兼太さん(スネ夫)、野村道子さん(しずか)らが、25年間続けた役を降板。
声優が交代してからのドラえもんも何回か視聴しましたが、心に空いた穴を埋められる作品ではなかったですね。
声優陣の高齢化や体調悪化などで、いずれ交代しなければならないと覚悟はしていました。ただ、実際に受け入れることは簡単ではありません。
数年前、久しぶりに「帰ってきたドラえもん」を見たときには、目から涙が流れてきました。
映画で涙することは余り無いんですが、年のせいか。
ドラえもんが未来に帰ることを知ったときの、のび太の動揺や悲しみが分かった気がしましたね。
1998年、リアルタイムで見たときは、まだ別れの寂しさを知らなかったので、そこまで強く印象に残らなかったのですが。
大山のぶ代さんのドラえもんは、私の世代にとって生活の一部だったと言っても過言では無いでしょう。
娯楽が多様化した現代と比べ、テレビを見ている子どもが非常に多かった時代ですから。
私は今でも、たまに昔のドラえもんを見ますよ。
ドラえもんが帰ってくる。そんな気持ちになれますからね。