今日は9月11日です。
この日を忘れてはいけません。
1973年9月11日。
南米チリにおけるクーデター。民主的に選ばれたアジェンデ政権が、米国の傀儡の将軍によって転覆させられました。
その後、チリでは長期に渡って軍事独裁政権が続き、反体制派への容赦ない弾圧が行われました。歌手のビクトル・ハラも、この時に殺されています。
軍事政権下におけるチリは新自由主義的政策の実験台とされ、貧富の格差が拡大していきました。
国内の富裕層と米国など西側陣営に富を搾り取られる状態が固定化したということです。
現在、新自由主義による貧困は南米のみならず先進国でも拡がりつつあります。その典型例が米国と日本です。
日本で暮らす私たちにとっても、決して対岸の火事ではない。弾圧されたチリの人々の運命は、我々のものでもあるのです。