下諏訪温泉の代名詞でもある旦過の湯。
旦過=たんが
元々は、鎌倉時代の修行僧の寮だったようです。
下諏訪秋宮から歩いて5分くらいでしょうか…
旧中山道沿いにあります。
源泉は建物のすぐ横にあり、児湯、菅野温泉、新湯等にも供給しています。
どちらも熱い湯で知られていますが、ここ旦過の湯は源泉をストレートに掛け流していますから、他の熱湯の比ではありません。
左/旧 右/新
温泉好きの方なら一度は入ってみたいと思う旦過の湯。
しかしながら、その熱さゆえ断念する方も多い温泉。
ただ、2013年12月にリニューアルして、多くの方に楽しんでもらえる施設になりました。
そこで、ここでは、新旧の画像を並べて紹介していきます。
建物は、以前駐車場だった場所に新築しました。
源泉小屋はそのままで、その前が綺麗に舗装された駐車場になってます。
こちらの小屋の上に掲げてる看板は、以前、施設の軒先に掲げていたものです。
玄関あがって正面の券売機で入湯券を購入して受付へ。
受付前にちょっとした待合スペースあり。
脱衣場~左/旧・右/新
以前の脱衣場は、いかにも地元の共同浴場といった風情でしたが、
今度は、洗面台やドライヤーも備えられ小奇麗な作りになっているので、若い方も気軽に立ち寄れると思います。
左/旧・右/新
浴室~左/旧・右/新
旧湯船の手前が一応やや熱目で、奥が熱湯と言われてましたが、温度調整などしてませんからどちらも熱いです(^_^;)
一年を通して、大体47~49度だったと思います。
右上写真は、右がやや熱めで左が熱い湯船となっていて、
右下写真の露天はぬる湯の湯船となっています。
ぬる湯は42度、やや熱めが44度を目安にしています。
42度でも熱い!と怒る人もいますが、そのような方は避けるのが懸命です。
で、熱湯は46度を目安にしているそうですが、私の感覚では楽に超えてます。
昔から通い慣れてる人でないと中々入れるものではないです。
観光で小さいお子さんを連れていく時は気をつけてください。
洗い場~左/旧・右/新
旧の写真、何これ?って感じがするでしょ?
でもね、ここのカランとシャワーは不思議と使いやすいんですよ。
蛇口から出る湯温の調整はできませんが、必要な時、蛇口を閉めなければずっと流れてくれるのでシャンプーの時などとても便利なんです。
新しいのはどこでも見かけるもので…普通です(笑)
カラン一つでも話題作りができる…素敵な事だと思うのですが…
湯口~左/旧・右/新
湯口は余裕で旧の勝ちでしょ(笑)
ライオンの口から熱い源泉…言う事なし!
旧湯船には水道の蛇口がついていましたが、間違っても好みの温度にしようと加水してはいけない空気が流れてました。
地元の共同浴場では、たとえ調整できる蛇口があっても、その地域地域の文化風習を味わうくらいの気持ちで我慢しましょう。
間違いなく忘れられない思い出になりますから。
あつ湯とややあつ湯の間に、飲料の為の蛇口がでりますが、取っ手がないので使えない(笑)
きっと、お湯が熱いからと、その水道でうめようとした人がいたのでしょう。
タイルに描かれた絵~左/旧・右/新
新しい方は、葛飾北斎の沖浪裏をモチーフにしたもので、地元の方から集めた写真で構成されているようです。
湯のあたりとしては、その熱さゆえツルスベ感を感じる事はありませんが、不思議とこれぞ温泉!というを感じを強く受けます。
よく行く「菅の湯」同様、私は体を包み込むような柔らかさまで感じます。
(菅の湯は旦過源泉を使ってますから当然なんですが…)
上/旧 下/新
以前の旦過の湯だと、その熱さで避けられていた事もあったと思いますが、今度は比較的誰でも楽しめるものになったので、ファンが増える事でしょう。
温泉好きな方には、10秒でもいいので熱湯の旦過源泉を味わってもらいたいです。
湯を出た後、その熱さでしばし体が固まって動けませんが、さっぱり感がまた気持ちいいので併せて体感してもらいたい温泉です。
熱湯の脇には大きな湯かき棒
…気持ち1度下がるくらいの効果はあるかも(^_^;)
個人的には昔のままの旦過が愛おしく思います。
ノスタルジック旦過最高!
建物の脇には、自由に源泉を汲める場所があります。
以前は、浴室内でも飲ませていたようですが、衛生上の問題が起こると大変だからとやめたようです。
住 所:諏訪郡下諏訪町4613-8
TEL:0266-26-7520
源泉名:旦過第1源湯60L旦過第2源湯380Lの混合泉
泉 質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉
泉 温:56.0度
湧出量:-
P H:8.7
成 分:1157.9mg/kg
加 水:なし
加 温:なし
還 流:源泉掛け流し
浴 室:内湯x2・露天
館 内:-
営 業:5:30~22:00
休館日:無休
料 金:220円
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