大町にある共同浴場《駒留の湯》
葛温泉に向かう道の途中、大町エネルギー博物館近くにあります。
建物は立派なもので、築300年以上の豪農屋敷を移築したものだそうです。
ぱっと見、温泉施設には見えない。
ただ、入り口が微妙で手作り感いっぱい。
何よりも、人の気配が感じられず、営業してるのかしら?と不安が…(笑)
案内に従って、トンネルになった通路を上がり、
受付らしき場所があったけど、声をかけても全く反応なし。
どうもそこではないみたい…
(多分、以前はここが受付だったと思います)
振り返ると玄関があったので、靴を脱いで通路を上がっていくと、大きな部屋の前に事務机が置かれ、そこに受付のおばさんがいました。
共同浴場の雰囲気はないです(^_^;)
でも、なんとも言えない他にはない変わった空気が流れていました。
休憩スペース?
脱衣場は殺風景なものですが、それでもしっかり鍵付きロッカーです。
浴室入り口ドアが開け放たれていましたが、
お客がいない時は開けておいてください。という注意書きがありました。
湯気抜きが微妙なのかな…
実際入るとわかりますが、長く浴室内にいるとかなり体力を消耗します。
熱気がこもってサウナ状態になるせいでしょう…。
広い空間なのに…なんか、勿体ない感じです。
浴室は、大きな内湯が存在感たっぷりに鎮座してます。
見るだけで気持ちが癒されます。
洗い場は、ドアの左右にあります。
お湯が出るまで時間が掛かります(笑)
静かな場所にありますから、注がれる湯の音とオーバーフローされる音しか聞こえません。
オーバーフロー
湯かき棒
オーバーフロー
湯は良泉を伺わせる無色透明。
ここは、葛温泉からの引湯で、加温加水消毒なしの源泉掛け流しとなっています。
葛温泉からの距離はかなりありますが、泉度の良さは言うまでもなく申し分なく、
葛温泉で見られる湯の花は確認できませんが、泉質の良さはまったく損なわれていないと感じます。
肌に纏わりつく感じが気持ちいいです。
湯温は少し熱く感じました。
43度を超えていたかも…。
入口から脱衣場に至るまで、あちこちに手書きの貼り紙がいっぱいありました(笑)
中には笑っちゃいけないけど、思わず笑みが零れてしまうような貼り紙も…
また、浴室の天井などは継ぎ接ぎだらけ…
でも、個人的にはこういうの大好きです(笑)
此処は、個人で経営されていると思われますが、建物は立派なのに、その良さが生かされてない。
というか…清潔感が足りないような気がします。
古くても日々の清掃がきちんとされていれば、年月が経てば経つほどいい色合いを出すもの。
それと、汚れは違います。
玄関から浴室に至るまで、もぅ少しの配慮があれば、もっと人気が出てもいい筈の温泉だと思います。
入湯代金は400円。
帰り、次回使える200円の割引券を頂きました。
いきなり半額?
でも、期限が短くて使えませんが、感謝の気持ちを込めてまた訪問したいと思います。
駒留の湯
住 所:大町市平高瀬入2112-108
TEL:0261-22-1227
源泉名:高瀬分譲地温泉
泉 質:単純硫黄温泉
(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉 温:84.0度
湧出量:-
P H:8.37
残留物:611mg/kg
加 水:なし
加 温:なし
還 流:源泉掛け流し
浴 室:内湯
館 内:休憩所
営 業:9:00~19:00
休館日:木曜
料 金:400円
BLOG更新の励みにします。
※注意※
・データーは訪問時のものです。
・温泉及び施設関する話は、あくまでも私個人の感想や思いです。
お金にしても温泉の湯量にしても、あるところには溢れんばかりあるのだなぁー、と思いましたよ☆
「分譲地」って、土地を購入したら温泉も付いてくるのかな?どうかな?
もう少しどうにかならなかったのか?と思います。
源泉は葛温泉ですから、いい温泉なんですけどね(´`:)
場所は一応別荘地なのかな…多分、温泉はついてこないと思う(笑)