くりくりめだま

想定外

9日と10日で、名古屋港と鳥羽・二見ツアーを決行いたしました。
多少の天候不良は予想していたのですが、それはこちら(北陸)の方。家の周辺から出るのが困難な場合は中止せざるを得ません。
ところが、今回は逆。
名古屋港には開館30分前に到着。駐車場に車を入れた時にハラハラと雪が降り始めました。さして気にも留めずに、さっさと入口に向かいました。


まだチケットの販売も始まっておらず、年パス所有者らしき方たちが10人ほどゲート前で開くのを待っていました。今まで何度も来ている水族館ですが、隣接のカメの研究施設を見に行ったことがなかったので、このチャンスにちょっと寄って見ました。ここは既に開いていて、好きに見られましたので、修業中のヒメウミガメ何ぞを見ながら、入館までの時間を有効に使えました。


今回の目玉は、黒潮水槽。
昨秋リニューアルされ、マイワシやサワラが入りました。
マイワシの塊で泳ぐ姿は、いくつかの水族館で既に好評のようで、名古屋港も“イワシ始めました”fish的なものかも知れませんが、実際に見るのは初めてなので楽しみにしていました。また、個人的には食べ物としても大好きなサワラの展示にとても興味がありました。なぜ展示している水族館がないのだろうと残念に思っていたので。やってくれたぜぇぇぇと感激しながら。


北館から入館するので、真っ先にシャチやベルーガに見入ってしまい、イルカショーが終わると南館へ移動するというパターンになってしまうのですが、多くの人が同じパターンらしく、南館はいつ行っても水槽は人のすき間からしか見られないほどの混雑ぶり。
…で、今回は「いきなり南館作戦」を決めていました。
そして北館に入るや否や、…ベルーガ見ちゃいました。意志弱ぁ~


でも10分ほどで、振り切り南館へ。天候のせいか出足も悪かったので黒潮水槽見放題です。左上にマイワシの群れ。アカシュモクザメや、シイラ、マグロ、サワラなど、その種としてはまだ小型の魚が遊泳しています。とにかく、ベルーガのトレーニングが始まるまでに南館全部見て回ろうとしたのですが、ちょっと無理。30分しかないし。


何だかきれいで撮ってみました。前からいたのかも知れませんが、見たのは初めて。今までどれほどあきらめて来た事か。
…で、これはなんだっただろう。


カメ水槽では、アオウミガメが空から降ってくる昆布を食べていました。ここから給餌されていたのですね。


幼体のトラフザメ。以前のとじまで見たものよりは大きくなっている個体で、150cm程の水槽を狭そうに泳いでいます。


終盤のペンギンのところでベルーガトレーニングの時間になってしまい、10分程遅刻しました。ちょうどペンギン達は給餌時間で、いつも2~300もの人で埋め尽くされ、ごった返して見られない様子をわずか10人ほどの人で、ほぼ独占状態。


これからはこのパターンやなぁ…とつくづく思った。鳥羽水で朝一にスナメリを見に行くようなもの。


個体差があるらしく、寒いのが苦手なアデリーペンギンは防寒服を着ていました。(う~そ)


マイワシのトルネード。
正午から約10分間。うねるたびに「うぉぉお」と人が唸る。


終了後の底には、祭りの後のような寂しさもチラリ。


イルカやシャチ、ベルーガの北館は水槽も個体も大きいから、多少混んでいても全く見られないことはないし、人が多くなってからでもまず大丈夫。でも、小水槽(といってもかなり大型)の並ぶ南館は混雑時には人を見に行くようなもの。人と見る順番を逆にすればこんなに快適に見られるとは…であります。


イルカパフォーマンスは、今まで見た中でもっとも客の入りの少ない状態でのショーでした。3000人も入る大きなスタンドに、せいぜい200人ほど。それもそのはず、本格的に雪が降り出し、ビデオを持つ手も固まってしまうほど冷え込んできました。
こんなチャンスはめったにないので、一番前で見ました。吹雪いていたので館内から出てこない人も多かったと思います。客席に雪が吹き込んでくるし、海からの風が抜けてくる。夏は涼しい風も今日に限ってはフリーザーのように凍えさせるものでした。


イルカプールが一ヶ所改修中のため、クーは奥の治療用にも使われるプールに移動していて、常時近くで見ることは出来ません。イルカショーの後などに大プールで泳いでいます。今日はこの後、午後3時半からの二見の夢海子ショーを見たいので、名古屋港は午後1時までとしています。なので、シャチのトレーニングはあきらめました。…雪も降っているし。
ちょっと余裕を持って出発…のはずだったんです。


水族館前の午後1時。少し暗いし。
駐車場では5cm程の雪を積もらせた車が待っていました。ほぉ~こっちでもこれほど積もる事があるんやなぁ。この辺りの人たちは雪道用のタイヤってはいてるんかなぁ等と、のん気に考え車を出しました。

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ここからが全くの予想外。
のろのろと向かった高速道路の入口は雪のため閉鎖され、下道で向かう事になりました。たかだか5cm10cmの雪で????????閉鎖???????嘘やん??????速度制限はあっても、閉鎖ってなんやのん。
2時間かかる道を2時間半の計算でスタートしたものの、全くの予想ハズレ。
本来なら高速を使う車が一般道に溢れ、雪道用のタイヤを装着していない車が(それは仕方がないが)15km/hほどで延々と走り続ける。F1渋滞は何度か経験しているけれど、これは違う。道の途中でタイヤ替えてる車。接触してしまい話し合ってる人…
名古屋港から二見へのはしごは、三重県に入るまでのわずかな距離の間に不可能になりました。こんな事ならもう少し名古屋港に居れば良かったとその時は思っていました。今回は3連休と言う事もあり、県外ナンバーも多く延々と伊勢方面に続いていました。
名古屋方面へと向かう渋滞は、鈴鹿辺りでほぼ途切れ、伊勢方面ばかりが大渋滞。


空いたと思った瞬間。津の手前辺りかな。
わずか2kmばかりだけの不思議な空間で、この後すぐに大渋滞の続き。松阪辺りからは更にひどくなっていく。
午後7時。名古屋港出発から6時間で、何とか伊勢市内へ入ったもののまだまだ先は長い。予約しているホテルへ向かう道を通り過ぎまだ進む?…そう「二見で鉄丸坊ちゃん見るぞ」を心に決めて先に向かうのであります。
反対車線はガラ空きなのに、シーパラ前までも延々と渋滞。


そして念願の二見到着!この時午後8時半。
予定より5時間遅れ。夢海子も寝てるやろなぁ。台が滑って怒ってたらしいけど。(渋滞で数分間車が動かない間に携帯で日記読んでたし)ホテルの近くから1時間以上かけてやって来た道。でもまだ鳥羽や志摩方面に向かう車は、ずっ~~~と先まで詰まっています。5分ほどでシーパラから引き返すと、普段通りの20分とかからずにホテルに到着。明日は晴れるから昼までには跡形もなく消えてしまうんだろうね。…と思いながら。


おやすみ鉄丸。

コメント一覧

よかまさ
あわよくば竹島にも…なんて当初は欲張っていたんですが、もし行っていたら、鳥羽・二見を中止して家に戻る事になっていたと思います。
名古屋港のお客さんは、必ずしも少なくはなかったかもしれませんが、みんな室内観覧席に行っていたんじゃないでしょうかねぇ。
ばった
http://blog.so-net.ne.jp/k-batta/
なんと名古屋港にいらしてたとは、知り合いも行ってたみたいでイルカパフォーマンスの観客席の写真を日記で見ましたが…
マジでえーーーっておもうほどガラガラでした。
一昨年にも凄い雪の日はありましたが、この日の雪は、あっとゆうまに積もって、ちょっとびっくりでした。
よかまさ
きくぐみさん
よく気がつきましたね。湯気上がっていますよ。この大きなプールが20℃に設定されているそうですので、どれほどの燃料がいるのやら…と心配になりました。外気温は、この時0℃位でしたので、もわもわしていました。

IHS工房さん
スタッドレスタイヤ持っているのは、スキーなどによく出かける人や、仕事の関係で降雪地に向かう人くらいなんでしょうね。10年・20年に一度の大雪?だったそうですから。私もつけた事はないんですが、初めてチェーンを巻いた人もいたでしょうし、とにかく雪道が初めてだったのでしょう。
どう見てもFFの車なのに後輪の2本にチェーンつけているのも見ましたよ。進まない車の中で退屈だったので人の車に“つっ込み放題”でした。
IHS工房
お久しぶりです。
「なんでこの程度の雪で…!?」というのは、
同じ北陸の住人として激しく同意ですね。
あと名古屋~津のあたりって、
何でいつもあんなに渋滞しているのか
不思議でしょうがありません。
(今回のはレベルが違ったみたいですけど…)
きくぐみ
イルカのショープールから湯気が立ってるようにみえますねぇ。ホントに寒かったんですね。(自分も真冬にここでショーを見ましたが、普通の陽気の日の午後でしたがとても寒かった思い出があります。。)
自分も(サワラも好物ですが)アオリイカの展示を初めて見たときには、おお、あの美味しいやつはこんなふうに泳いでるんだなぁ~、と感動したことを思い出しました。
名古屋~二見の道中レポも興味深く拝見しました。時間がかなりかかって大変でしたね。でも無事に伊勢まで到着できてなによりでした。
続きが楽しみです。
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