ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

古老(ころ)柿作りは最盛期だ

2008-12-09 01:16:23 | まち歩き

12月8日(月曜日)
2008_12080004 2008_12080005 2008_12080006 今朝は今季一番の冷え込みで、外の水鉢には氷が張っていた。プールへ行く前に、家から15分の所にある宇治田原町へ「柿屋」を見学に行った。京都府宇治田原町では、晩秋の風物詩の一つである特産の干し柿「古老(ころ)柿」作りが、正に最盛期を迎えていた。あちこちの田んぼの中には丸太で組んだ「柿屋」が立ち並んでいる。「柿屋」は高さが約8メートル、4段もしくは5段の棚にびっしりと柿が並べられていた。その数は約5万個もあるそうだ。今月中旬の初出荷を前2008_12080007 2008_12080009 に各農家では慌ただしく作業に追われているなか、作業をしているオバサンにあれやこれや尋ねてみた。「柿屋」で2週間干した後、地面に敷いたムシロの上に移動する。柿を柔らかくするために、「とうみ」の上で踊らせる「ひる」という作業が欠かせない。とうみを両手に持ち中の柿をひっくり返し衝撃を与える。2008_12080002 2008_12080008 こうすることによって、柔らかくなり、表面はしだいに飴色に変わってくる。毎日繰り返すこの作業は、女性にとってはかなり重労働のようだ。最近はメッシュの円筒ドラムの中に柿を入れ、電気でグルグル回す機械式と併用されている。今年は天候に恵まれ出来はいいとのこと。古老柿は、年末年始の贈答品として人気が高く、同町内では30戸ほどの農家が生産し約20トンを関西地方などに出荷している。オバサンいわく一度食べれば程よい甘さのとりこになり、リピーターがたくさんいるとのこと。柿は単に干せばいいというものではないらしい。干し過ぎれば水分がなくなり硬くなり過ぎ、最後は経験がものを言う。最近は種無しが増えているが、少しは種がある方が美味いそうだ。私が作った吊るし柿は2/3は硬くなりすぎたり、カビが出たりで失敗してしまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする