12月9日(木曜日)
愛妻の針治療が終わったのは11時だった。今日は夕方まで親類のオバが爺さんの付き添いをやってくれている。昨日関西テレビの朝の番組 ”よーいドン!” で、リポーターの円広志さんが滋賀県の石山寺を訪ねていた。2週間前の収録だったが紅葉が見事だった。
今年最後の紅葉狩りをするならば今日しかない。愛妻もどこか行きたいはず。「それ行け!!」
山科まで有料道路を使ったので、1時間ほどで石山寺に到着した。駐車料金600円也。田舎の寺にしては少し高いんじゃない。
お参りする前にまずは腹ごしらえをせねば。門前には5軒ほど食事処があったが、駐車したそばの「小松家」へ入った。
私は「小松家御膳」1,500円を食べた。
しじみ汁のシジミは、食べるのが可愛そうなくらい小さい。
しじみご飯の中には、思ったよりしじみが沢山入っていて食べ応えがあった。
ソバもデザートも食べると腹一杯になった。夫婦で満腹の腹をなでながら出るため息は”ふ~ふ”。
山門に行く途中に「石山貝塚」の碑が建っている。
大昔の人もシジミを食べていたようだ。山門を見れば、はるか昔の思い出が蘇る。
今から27年前の夏に、小学生の息子連中と友達併せて7~8人ほど引き連れて、石山寺から城陽市まで夜間歩いた。距離は20数キロほどだろうか。
山門の前で記念撮影をしたことは、何年経っても鮮明に覚えている。参道の左右には紅葉がまだ残っている。
2週間前は、さぞかし美しかったことだろう。拝観料は500円也。
私はこの寺にお参りしたのは初めてだ。愛妻は5~6年前に一度、若嫁の母さんを案内したと言っていた。この時は足が悪いので、本堂のある上までは登らなかったようだ。
真言宗石山寺は西国三十三カ所観音霊場の第13番札所で、山号を石光山、寺号を石山寺と言う。奈良時代後期に、聖武天皇の発願により、良弁によって開かれた最古の歴史と伝統を持つ霊山である。境内は想像していたよりもはるかに広い。
広大な境内には、寺名の由来となった天然記念物の硅灰石(けいかいせき)がそびえている。
国宝の本堂・
多宝塔・
鐘堂など
多くの国宝、重要文化財を見ることが出来る。上の方には瀬田川を一望できる、見晴らしの良い場所がある。
気持ちいいぞ。このお寺も季節ごとに花を楽しめる。今の時期は桃色のサザンカがあちこち咲いていた。
紫式部の銅像があったが、ここまで行こうとすると、かなり歩かねばならない。
ぐるりと回り平地へ降りた。広大な境内なので見るものは沢山ある。
この寺には大きな杉の木が2本あり、巨木には注連縄が巻かれていた。
足の悪い愛妻も急な石段を上り、結構な距離を歩いた。帰りに山内案内図を見ると、本当に広大な境内だった。
今年最後であろう紅葉狩りができ、ハッピーな一日だった。
”しじみ”をしっかり食べたので肝臓よし! 酒良し!! 「余り調子に乗って飲んだらイカンゾー」と天の声が聞こえてきた。