ハイキング・旅行の記録
Mi diario
花便り ~ スミレ(道南編) 2023年5月6~7日
今回の道南遠征の目的のもうひとつはシハイスミレ。北海道のスミレでまだ出会っていないのはシハイスミレだけではありませんが、それらは変種や品種、シハイスミレはこれまで出会ったスミレとは違うもなのです。2020年に会いに行こうと思って計画していましたが、コロナ禍で叶いませんでした。満を持し、いよいよ初対面を迎えると思うとワクワクします。
以前、マキノスミレと呼んでいましたが、新しい図鑑を見ると道南で見られるのはシハイスミレとなっています。マキノスミレはその変種で、北海道では見られないようです。
マキノスミレのマキノは植物学者の牧野富太郎先生から来ていますが、シハイスミレの学名も Viola violacea Makino 「Makino」が入っています。シハイスミレは牧野先生が命名し1891年に世に発表したのです。四万十川財団のWebサイトには、『数ある野生スミレの中で牧野富太郎氏が最も好んだ種』とありました。シハイスミレのシハイは「紫背」と書き、葉の裏が紫色だからということです。
初めての出会いでは、見つけられるかな?と心配しますが、シハイスミレは花色が濃くすぐにそれと分かりました。ある意味、北海道のスミレらしくない色と姿です。距が長いのも特徴で花と同じ色をしています。葉は三角形で長卵形。想像していたより小さめの葉でしたが、全体的に小さなスミレなのです。
図鑑には、二次的に生えた可能性もあるとありました。本州のスミレっぽい印象はありますね。でも、私の言う印象はまったくアテにはなりませんが・・・笑
折しも、この春から牧野先生の朝ドラが始まり、いい時期に初対面を果たすことができました。
さて、スミレの季節は続きます。
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シハイスミレ(紫背菫)
濃いピンクの花、距が長く花と同じ色、葉が三角の長卵形で光沢があります。
小さいスミレですが、花色が目立つので見逃すことはないと思います。
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シハイスミレ-2
花の色が濃いピンク、こんなに濃いピンク色のスミレは北海道では他にないですね。
強いて言えば、アケボノスミレが薄ピンク色でしょうか。
後ろにくっついている細長い植物はオオヤマフスマかな。
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シハイスミレー3
苔の着いた岩に咲く個体。
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シハイスミレー4
咲き具合にばらつきがあり、これは色が褪めて終盤に見えます。
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シハイスミレー5
初めてのスミレだから、もう一枚!
めんこいね~!
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スミレ(菫)
マンジュリカは私の好きなスミレ。
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スミレ-2
道南のものとこちらの個体は印象が違います。
道南のものは、ひょろっと伸びないし、花も大きい。藻岩山で見た個体なんてもやしっ子でしたよ。
南方系のスミレなのかなぁ~?
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ツボスミレ(坪菫)
いつも群れて咲いているのですが、写真を写すとなると被写体探しに時間が掛かります。
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フチゲオオバキスミレ(縁毛大葉黄菫)
つぼみが赤っぽいので、フチゲだと思います。まだ咲いている個体がいませんでした。
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タチツボスミレ(立坪菫)
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タチツボスミレ-2
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タチツボスミレー3
花は1個しかつけていなかったけど、かわいい。
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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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道南の旅を楽しまれ無事にお帰りとのこと、良かったです。
シハイスミレとしましたね・・・
11日に出かけました、天気は良かったのですが風が強く寒かったです。
hirokoさんのブログを拝見した後でしたので、葉の裏や花の横や後ろなど色々撮りました。
シハイスミレ自体を知りませんでしたので、帰宅後に写真を見ながら調べてみました。
シハイスミレと思います、ありがとうございました。
余談です。
カメラはモニター可動式ですので、ローアングル撮影を多用しています。
確かhirokoさんも・・・
先日はお電話で失礼しました。
久しぶりの道南遠征、とても楽しく、水を得た魚のようでした。疲れましたが、心はしっかりチャージされた感じです。
ずっとマキノスミレと呼んでいました。この度は初対面を果たしたので、改めて調べてみました。最新の梅沢さんの図鑑では、ここのスミレはシハイスミレとなっていました。もう一種と比較することができないのですが、図鑑の特徴とは合っているようです。
道南はスミレがた~くさん咲きますね。来年、時期を変えてまた行きたいと思っています。
近頃は小さな低い三脚を使っています。今使っているD750のモニターはチルト式ですので、スミレやランを撮る時に重宝しています。
絞っても背景がボケるので、ローアングル、やめられませんね。
老眼が進み、メガネを外さないとモニターが見れないのが面倒ですが・・・。