Yuri’s Diary

<オペラ歌手 新宮由理の公式ブログ>
歌と笑顔…感謝の日々・・いつもありがとう♪

笑顔と涙のコンサート♪

2016-05-19 15:59:07 | Weblog
恒例になってきた高齢者福祉施設に歌いに行く「小さな音楽会」

主催の私の友人マサコさんは、今回…茨城の大きな病院で「小さな音楽会」開いてくれました。



会場は普段、レストランとして使われているスペースで、コンサートホールから譲られたというフルコンのスタインウェイのピアノがあり…天井が高く響もよくてホールみたいでした。

そこで1時間…とても頼りになる横山氏と、スタインウェイを美しく演奏する甲子ちゃんと演奏してきました。



病院なので、色んな年齢の方々が集まってくださり、家族で寄り添って聴いてくださったり、笑顔で一緒に歌ってくださったり、時には涙しながら聴いてくださったり…

私達も心が熱くなるような素敵な空間でした。



マサコさんが私達に声をかけて演奏会を企画するようになったきっかけは…このようなお気持ちがありました。よかったら、彼女の投稿を読んでください!

…私は彼女のためにも一生懸命歌い続けます。


……

昨日は茨城の病院にて「小さな音楽会」を開催させていただきました。
言葉は大変失礼な言い方ですが、病院や介護施設にいらっしゃる方に家族で一緒に聞いてくださる機会があればと思って考えた事でした。
それは私の母は震災を家をなくして貸家さえ借りれる空きもなく、自分は津波浸水地域に当時住んでいたため車イスの母と住むには津波が来た時母を1人で連れて避難出来るかが不安で福島市の特養にお世話になる事にしました。それなりに行事にはあったものの体重が40キロになってしまった母は何かあるとという事で花見などに連れて行ってはもらうことが出来ませんでした。自分と母と施設にぽつんと残ってると母が可哀想になってしまいました。そんな母にも娘として何かしてあげたいと思い由理ちゃんにお願いしたら快く引き受けてくれ音楽会が実現しました。毎日の寝たきり生活で表情もなくなりましたが音楽会の時は笑顔さえみれました。最期はもちろん迷わず延命治療を希望しましたが医者から母という形だけを残してお母さんは幸せなんですか?という事を言われ他人だから言えるのかと怒りを感じました。
昨日私と同じ歳位の方がお父様と音楽会に参加されてて横山さんの歌と由理ちゃんの歌を聞いて泣いていらっしゃるのを見た時は自分が母と姉と私と3人で聞いた由理ちゃんと横山さんの音楽会を思いだし私も涙が出てきました。その時延命治療が幸せではなく3人で音楽を聞いた事それが幸せという事だと今頃気づきました。

これからも音楽会続けて行こうと思ってます。