続きです
試験開始15分前、もう長年こんな緊張は味わったことがないくらいドキドキしました
なるべる気持ちを落ち着かせるように心がけました
落ち着いてやれば絶対受かると信じていました
そして自分の番が来た
試験官「2番の方どうぞ」
1番の部屋の前へ行き、長椅子に座り用紙が置いてあるのを確認しました
試験官「試験問題を今から5分間だけ見てください」
横に伏せてあった試験問題をみました
内容を一通り確認して、これならやれるって思いました
身体の中から緊張感が一気にやわらいだのを覚えています
1番の受講生が試験を終えて出てきて、「がんばって」と一言声をかけていきました。どことなく達成感があったような表情をしていました
手ごたえがあったんだな、俺もがんばらないと!気合いが入ります
試験官「用紙を伏せて、部屋へ入ってください」
入室して部屋の様子を見渡して、必要な道具の位置の確認などをしました
試験官に名前を告げて、スタートです。
制限時間は5分間。
落ち着いて、今まで勉強してきた事を一つ一つ全力でやりました
声をかける位置や目線の高さを考えた挨拶
体調の確認、食後の状態の確認
安定した座位の確認
失語症を意識した声かけ
今から何をするかの説明と同意
排泄の有無の確認
使用する道具の準備と確認
使用する道具を正しい位置に置く
立位をとる説明と、椅子に浅く座ることを促す
麻痺側に立ち麻痺側の足を保護する
健側を活用して立位をとらせる
安定した立位がとれているか確認、体調の確認
道具を健側の手にもたせる
麻痺側後方に立ち見守る
3点歩行の確認
歩行の途中で体調確認
自立に向けた声かけ
道具を使いやすい位置に置く
自分なりに精一杯やって、試験を終えました
今まで演習でやってきた内容の中では、やさしい問題だったと思います
部屋を出る時、達成感みたいなものがありました
3番の受講生の真剣な顔を見ながら、軽く微笑んで会釈して次の控え室へ向かいます
1番の受講生の「がんばって」は、こういう気持ちだったんだな
控え室で1番の受講生とご対面
やはり手ごたえがあったみたいで、あーだこーだと色々話をしました
もうこの時点で2人とも合格を信じていました
すごい緊張感から一転して、嬉しい気分になって気持ちよかったです
試験が終わった受講生が、ぞくぞくと控え室へ帰ってきます
時折不安そうな表情をしている方もみえましたが、わりとみなさん楽しそうにお話されていました
全員の試験が終わって、試験官から携帯電話を返却してもらって教室へ戻ります
教室へ戻ってもなかなか先生が戻ってきません
修了認定の協議をしていたんですね
かなりまったあと、いよいよ修了認定の可否の結果伝達です
自信があってもやっぱり少こし緊張しました
教室から別の部屋へ行き結果を聞きに行きます
僕の番が来て、先生がいる所へいきました
すると、先生から一枚の封筒を渡されたので、勝手にこれが合格のしるしだと思い込んでいたら
「どうぞ中を見て合否を確認してください」と言われて、あ、そうかこの中に書かれているんだなとボケボケでした
封筒をあけて中をみてみると、裏向けに用紙が折りたたんで入れられていて、うっすら大きな字で「不合格」って書いてあるのが見えたんです
え!!!もしかして不合格!?ってかなり焦って用紙をひらけてみると
「合格」 と 「不合格」 っていうのが両方大きく書いてあって、ちゃんと「合格」の方に〇がついてました
普通なら嬉しいって思うのですが、正直「あせった~~~」って思いました
最後の最後までドキドキさせるなよ、この講習で心臓おかしくなってないかな
先生に「合格でした?」 「よかったですね」と言われて、テストでダメだった所を教えていただきました
最後のダメだしです
×だった内容は、今から何をするかの説明と同意の所で、僕は「では今から食後の歯磨きの為、洗面所へ移動しましょうか。よろしいですか?」と言ったのですが、正解は「今から食後の歯磨きの為、ウォーカーケインを使用して洗面所へ移動しましょうか」と言わなければならなかったのです、何を利用して移動するかを正確に伝え同意を得ないといけなかったのです。
でも、合格できて本当に良かった
先生に、「ありがとうございました」と告げ部屋をでました
最後に、介護技術講習修了認定証明書の交付です
学校長から一人ひとり手渡されます
貰った時は本当に嬉しかった、緊張の連続の講習会、精神的にも肉体的にも疲れた講習会
本当に「お疲れ様」と自分に言いたい
家族がまつ我が家へ帰ります
とはいっても…今日、1日目が終わったところ。。
文に書いてあった演習を、今復習していたところです。
本当完全に実習ですよね!明日からまた頑張ります!勇気をありがとうございます!