AS IS

愛倍中のキバナノセッコクをマイペースに紹介するブログ

キバナノセッコク 縞

2021年05月29日 | キバナノセッコク



最近手に取る頻度が高いキバナノセッコク縞芸品種です

名前はまだありません

25年ほど前に採取されたものらしいですが、元株も枯れ採取者も亡くなり、産地等の詳細は不明とのこと

この木の縞はあと暗みするらしく、
入手時に確認できたのは親軸の天葉に一本の黄縞のみ



大した柄では無さそうだ
と思いつつ、キバナの縞は珍しかったので棚入れしてました

キバナの縞芸は恐らく当ブログで紹介している
くらいでしょうか...?
(他にもあったらコメントください)

そして最近になって新芽の柄行きが素晴らしいこと



基本的には萌黄縞なのですが、白縞を所々に交えています

また派手なところでは紺覆輪のような柄に



同じ木でも派手な縞から、櫛目、太縞一本の大柄まで変化に富んでいて飽きません





今になって良いものを購入できたと大満足

その上新芽を奴で上げてくれるという優等生ぶり

何か良い名前を考案中です
(募集もしてます

今後も楽しませてくれるでしょう




さて、もうじきキバナも花盛りですね

ここでは品種ごとの花も紹介していく予定ですのでお楽しみに


キバナノセッコク 天女の羽衣

2021年05月22日 | キバナノセッコク



キバナノセッコク『天女の羽衣』です

昨年棚入れした、高知県産の虎斑品種になります



ゴールデンウイーク前の強い陽射しに
葉焼けしてしまいました

おまけに先週殺菌剤・殺虫剤を散布したために葉が汚れています

が、葉は冴えに冴えており、我が家の小棚で存在感抜群です



さらに驚くことに、新芽は散り斑で上がってきます



この後一度暗んでから虎斑に冴えてきます

先日紹介した神衣と芸の複雑さが似ています

かく言う私も理解し切れておりません


4月の新芽がこれでしたから成長はまずまずと言ったところでしょうか



まだまだ珍しい中に品種だと思うので、ここでは季節ごとに紹介します


キバナノセッコク 神衣

2021年05月16日 | キバナノセッコク


キバナノセッコク『神衣』です

長生蘭として登録されている数少ないキバナノの一つですね

芸としては散斑、縞(覆輪)、季節的曙
として複合的な変化が最大の特徴です


我が家には現在2株あります

冬に中頃の葉が落ち、木姿が悪いですが悪しからず



こちらはどちらかと言うと覆輪寄りの縞



神衣としては地味柄な方かも




それでも晩夏に冴えた曙が残り、大変美しいです

一昨年の軸に花芽を付けています

この一芽のみだったので、毟らずに咲かせようと思います




こちらの株は櫛目の上柄




下葉の細かい縞に、天葉の冴えがよく映えます




そして、それぞれ新芽がこちら

一ヶ月前と比較すると両株とも成長はまずまず

こちらが、いかにも散斑っぽく上がる地味柄




こちらは矢まで真っ白の上柄

まるで飴矢の舞鶴に似た妖艶な軸の色をしてます



その上、二芽も...

「このまま飴矢になってしまえ」と思いながら、成長を見守ります






キバナノセッコク 高知県産覆輪 土佐覆輪

2021年05月09日 | キバナノセッコク


キバナノセッコク高知県産覆輪です

名前なしだと味気ないので『土佐覆輪』とでも呼びましょうか



株が充実していて昨年の矢は45cmくらいあります

力が有り余っているせいか、新芽は2つ



陽強く作っているので、葉はだいぶ締まってきています

また覆輪部分には紅を差し、芽出し時期は美しいです

このまま紅いままなのか、はたまた白が勝つのか要観察です



4月時点がこれでしたから、かなり作が掛かっています


日中は暑いくらいになってきましたね

花芽の準備も順調のようです



覆輪花が咲いたらまた掲載します





キバナノセッコク 星降神苑

2021年05月01日 | キバナノセッコク


キバナノセッコク『星降神苑』です

この株は某キバナの大棚様より棚入れしました

入手当初は葉のしかみが強く出ており、芽変わりしていたようですが、現状では普通の芽を出してきます

きっと栽培環境に秘密があったのかもしれません

さて昨年の矢は夏を過ぎたタイミングで成長が止まり、秋子をあげました



その押し子はやっと紺が乗り出して暗み始めています



そしててっぺんに頂花を咲かせています

狂い咲きの類なので形も歪ですが、葉と同じ斑の入り方をしています


この品種はずい柱に紅が乗ります

珍しいですね

こちらは新芽ですが、相変わらず散り斑の入り方が神がかってます




3週間前がこちらでしたから、まずまずの成長



ところで最近疑問に思うのが、①秋の子が冬を越して春に追い伸びするパターンと、②春(冬)に成長を止めて、新たな新芽をあげるのは何が影響しているのでしょうか

①はアドバンテージがついた状態で春から成長するので、その年の新芽と比較すると遥かに大きく育ちます

②は軸自体は小さく留まるが、本数が増えるため、どこかのタイミングで新芽が奴に上がる可能性が高まる

どちらも『株』としてのバイオマスに差は無いと思いますが、長い目で見るとどちらが良いのか、また、いつの何が起因で①②の分化が発生するのか......

考えさせられるのでした