キバナノセッコク『美峰錦』
秋が深まった頃に展開する葉が派手になり
縞っ気を伴う覆輪が完成します
昨年もちょうどこの時期くらいに
紹介していたようです
もともと2株あったこの品種
今年は片方の新芽が奴に出たため
芽の数で3本と賑やかになりました
これが1番小さい株のもの
季節によって覆輪の幅が変化するようで
春以降晩夏までに展開する
葉の柄は控えめ
その後、秋以降に出る葉が
刷り込み縞を伴う派手な覆輪に完成します
陽をしっかり取ると覆輪部が紅色に染まり
より一層鮮やかに
こちらは去年成長した軸の天葉ですが
まだ落ちずに綺麗に残ってました
美峰錦ではないですが
去年の花時期に受粉し成熟させていた
種を今年の春に株元に撒いてみたところ
なんと、4芽発芽してました
発芽率は元々高くないために
まさか本当に生えてくるとは
思ってもいませんでしたが......
この芽はしっかり成長するのでしょうか
キバナノセッコク『舞鶴』
春に新芽の紹介をしたっきりでしたが
秋も深まり株が色とりどりに
染まっていたため久しぶりに撮影
天葉にはちょうど止め葉が出たようで
今年の成長も終わりでしょう
矢と天葉にほのかに紅色を乗せ
今の時期が1番美しい色合いかもしれません
昨年の軸は落葉の時期を迎え
紅葉のように葉を黄色に染めています
柄行きもまるで筆で描いたかのよう
軸元にはノキシノブが生え
良いアクセントになっています
今年の作はまずまずと
言ったところでしょうか
2本ある芽が片方は親を超え
もう一方は親と同じくらいまで
成長してくれました
来年の芽出しまで蘭にとっては
少々寂しい時期に突入です