https://www.amazon.co.jp/dp/B08MT4PGLB/ref%3Dcm_sw_r_tw_dp_C8VCQ792BYSX4ABTYFHN
読了しました。
思春期の少年が抱く切ない空想のような物語でした。
大学生になった主人公の僕、彬生(あきお)はバスに乗り、遠い親戚の家に向かっていた。
10年前、一度だけその肩に触れた少女、美葉(みは)に再会するためだ。
ただ一度だけの少女との出会いを、この10年間、少年は何度も反芻していたのだろう。少年にとって、少女は特別な存在となっていた。
親戚の家にたどり着いた少年は少女と再会する。
しかし、そこで意外な邪魔が入る。
少女の妹、真奈(まな)だ。
そして……
大人の思惑と、その企てにゆらぐ子どもたちの思い。
少年の想像の通り、いや想像以上だった少女の反応。
読む人によっては、その展開に違和感を覚えるかもしれません。
思春期の男の子が抱く切ない想いを描いた、ちょっぴりほろ苦い物語だと思います。
面白かったです。
最新の画像もっと見る
最近の「読書感想文」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事