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吉田拓郎「僕に残された時間は少ない」ラストアルバム

2022-04-26 22:26:49 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
吉田拓郎「僕に残された時間は少ない」ラストアルバムで小田和正と歴史的コラボ


引退を表明している吉田拓郎
 1970年代にフォーク界を席巻し、その後も日本の音楽シーンで活躍し続けてきたカリスマ・吉田拓郎(76才)が、有終の美を飾ろうとしている。そこに立ち会い支えるのは、最愛の妻と唯一無二の友人。ラストアルバムに秘められた52年間の思いとは──。
 突然の発表に、ファンはうれしさと寂しさの両方を一気に味わった。


   「発売日は2022年6月29日です。本来なら、発売は秋の予定でレコード会社とも話していたのですが、無理をまた言わせてもらいまして」  4月8日、吉田拓郎が自身のラジオ番組『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)で、アルバムの発売日が前倒しになったことを明かした。


    8年ぶりとなる待望のアルバムだが、吉田はかねて、このアルバムをもって音楽活動に終止符を打つことを表明している。つまり、“引退”が早まったことになり、ファンは複雑な心境だという。なぜ吉田はリタイアを急いだのだろうか──。  吉田を古くから知る音楽関係者が代弁する。 「拓郎さんは向上心の強い人で、“常に前に進んでいたい”という気持ちを持っています。ですが、ファンや周囲が拓郎さんに期待するのは、彼の人気が爆発した1970年代の曲調の歌ばかり。そうした空気を感じ取り、拓郎さんは辟易してしまったようです」  実際、冒頭のラジオ番組で吉田はこう語気を強めている。 「1970年代は素晴らしい青春でした。それは大いに僕も認めています。僕だって誇らしい青春がいっぱいあります。あれを体験したからこそいまがある。それぐらい僕はそのことを誇らしくは思います。でもやっぱりそれはそれってしないと。それを2022年のいまも引きずっていてどうするんだということなんです(中略)やっぱりみんな半歩で


いいから前に進もうよ。そこに停滞するな。それを言いたいんだよ!」
 半歩先を進むアルバムの制作には、協力者が必要だった。『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)での共演以来、長年の親交があるKinKi Kidsの2人に加え、篠原ともえ(43才)、そしてあの盟友も参加した。“同期”の小田和正(74才)だ。 
 

 吉田は小田の1才上で、ともに1970年にデビュー。吉田はデビュー後すぐに若者のカリスマとして人気を獲得した。一方、小田のグループ「オフコース」は苦労の時代が続いたが、1979年の『さよなら』が大ヒットして以来、スターダムにのし上がった。  長年ミュージシャンとして第一線で活躍する2人は深い絆で結ばれてきた。 「これも“停滞”を嫌う拓郎さんの生きざまなのですが、若い頃に築いた友人との関係をほとんど断っています。1970年代から連絡を取っているのは、いまとなっては小田さんだけ。それだけ彼にシンパシーを感じているということ。拓郎さんは小田さんにはラストアルバムに参加してもらいたいと考えていたようです」(前出・音楽関係者)  2人が一緒に曲を作るのは初めてのことだという。



 「今回のアルバムに小田さんはボーカルとして参加したのですが、曲のアレンジにもアイディアを加えていったようです。ラストアルバムには、拓郎さんのファーストアルバムに収録された『雪』のアレンジバージョンが完結編として入っています。その編曲を担当したのが小田さんで、拓郎さんは小田さんのアレンジした音源を聴いて涙しました。  レコーディングでは、小田さんが拓郎さんに“ここは一緒にハモろう”と促すなど一緒に細部を詰めたようです。50年以上のつきあいですから、小田さんはリタイアを決断した拓郎さんの葛藤や、停滞した時代を変えられなかった寂しさを深く理解しています。きっとラストにふさわしい一曲が完成したのでしょう。拓郎さんは小田さんと作り上げたこの曲について“歴史的なコラボになった”と話しています」


 
 
 
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