1975/05.23 London Earls Court 再現live
この日は、バンドにとって、六本木のEXシアターでの一年ぶりのlive。16時開場、17時開演と早いが、演奏時間の長いこともわかっているので、とりあえず、六本木交差点のラーメン屋さんAFURIで柚子塩ラーメン。あっさり系で、麺も細いのだが、固めのゆで方。こってり系が好きなので、少し物足りない気がするが、女性向かな。店員さんの感じがすごく良くて、帰りも、お気をつけてお帰りください、などと。六本木らしくない、気持ちいいお店の感じ。
会場へいくと、入り口から雰囲気作りもばっちり。
入場し、、ドリンクを取りに行くと、そこは大行列。地下2階まで降りてくと、飲み物の列に並ぶために、今度は階段を上に上がるという面倒くささ。キャパのわりに、ドリンクが一か所というのはね。
会場に入ると、写真、録音、動画は禁止と書いてあったが、開演前のステージの写真も撮ってはいけないという厳しさ。
17時を少し回り、登場したのは、EXシアターの支配人のあいさつ。去年の想い出から、今年も長丁場のliveになるということをいい、バンド紹介。支配人はロック好きなのか。
いよいよ登場。メンバーそれぞれのいでたちもそっくり。
5/23のセットリストは、こんな感じ。
1. Introduction
8. Kashmir
13. Bron-Yr-Aur Stomp
18. Whole Lotta Love (inc. The Crunge )
ところが、Kasimirの演奏が始まるところで、キーボードトラブル。音が出ない。Voは、これが本当のliveさなどといっていたが、テクの人が出てきてもだめそう。ここで、なんでも演奏するよなんて言って時間つなぎをし、始まったのが、Tangerine。この曲の出来は、いきなりにしては良かった。そして、20分ほど休憩。トイレから戻ると、すぐに治ったのか、ローディーたちは不在。しかし、アコースティックセットの用意をしている。どうなったのかなぁ。
そして、Tangerineにつづいて、アコースティック。そのあとに、No Quarterから、Kasimirと変更。
その後は、トラブルもなく、ほっと一息。ブートでは、聴くことのない(苦笑)、Moby Dick。トイレタイムかなと思いきや、今回新メンバーだという32歳のドラム。当時を再現するというソロ、すごすぎ。スティックによるドラムソロ、素手でのソロ、ティンパニーソロ、タムタムのソロ、そして、ドラムソロと、20分を超すソロは、今回のハイライトといってもいいくらいの出来だった。
興奮もピークになり、アンコール最後に、Heartbreakerをやった気もするし、Lastは、Communication Breakdown。これは、昨年長すぎて演奏できなかったので、今回のラストにやるという話だった。大盛り上がりの中、終了。アンコールを求める間もなく、客電もつき、終了かと思い、帰り客も出てきたところに、また支配人登場。「みなさん、まだ帰らないでください。きょうは、機材トラブルもあり、演奏曲順も変わったりして、迷惑をかけたので、もう一曲やってもらいたいとお願いしました。Phisical Graffitiのあと、Presenceがでましたが、この中から、皆さんが一番好きな曲を最後にやってもらおうと思います」と、支配人さんは、すごい人ですね。
そして、メンバーが登場し、始まったのは、とうぜんこの曲。Achilles Last Stand。この曲は、個人的には、最も好きな曲なので、うれしかった。曲の構成やスピード感が、HRを超えている。ハイウェイスターと並んで大好きな曲だ。
このバンドをコピーととるか、トリビュートととるかは難しいところだけど、当時と比較しても、演奏技術は勝るとも劣らないし、Voにいたっては、当時のむらのあるPlantよりもはるかに安定していた。最近のビートルズのトリビュートショーとも似た趣きもあり、当時見ることのできなかった再現liveを目の当たりにできることが幸せだと思う。
最後のほうで、ちょっとだけ写真をとりました。
永遠に観ることのできないバンドのliveを魅せてもらったことに感謝です。