エジプト3日目は、エドフに到着。船を降りて、馬に乗り、ホルス神殿まで移動です。
なかなか朝日を観ることはできません。
朝食後、下船すると、馬車が待機していました。午前中は、馬車で30分ほど走り、ホルス神殿(エドフ神殿)まで行きます。
私たちの馬車には、可愛い子供が一緒にのっていました。
馬車は、こんな感じで、後ろに私たちは乗るようになっています。
街から、あまり離れていないのですが、神殿に向かう道には、何もなく、遠目に神殿が見えてきました。ハヤブサ神ホルスにささげられたことから、ホルス神殿として知られているようです。馬車を降りると、朝8時30分過ぎにもかかわらず、物売りの人があふれかえっていました。待っている間にも、どんどん人が寄ってきます。
この辺りは、入り口になります。
入り口近辺は、あまり大きくありませんが、それでも、5m以上はあります。
遠くに見えるのが塔門
まじかで見ると、やはりでかい塔門。写真を撮るには、かなり離れないと全体が入りません。高さ36m、幅137mとのことです。
この神殿は、2000年前くらいに完成したようですが、他の神殿に比べれば、保存状態は、かなりいいほうだそうです。
これが、ホルス像。両側にあるはずですが、向かって右側は、壊れてしまい、残っていません。
この、鳥が羽を広げたような図柄は、いろいろなところで見かけました。
天井が黒くなっているのは、キリスト教信奉者により、放火されたためだといわれているそうです。ヨーロッパでは、イスラム教によるキリスト弾圧のあとをよく見かけますが、古くは、キリスト教布教のために、エジプトのみならず、南米あたりでも、それぞれの神を否定している様子をうかがうことができます。
焼け跡の隙間には、ヒエログリフ文字や色付けが残っています。
これが、ヒエログリフという絵文字です。
これも、キリスト教信奉者が、別の神を認めないために、レリーフを破壊した後です。が、のちの王が破壊したという説もあるようです。
一つ一つ消していくのも、大変な作業だったのではないでしょうか。
周りを取り囲んでいる回廊です。ぐるっと一回りできますが、この高さ。10mくらいですかね。そして、一番上まで、レリーフが彫り込まれていますが、全部意味がある内容だそうです。ストーリー仕立てのようですが、何しろ、膨大な量ですし、説明を聞いたとしても、覚えきれません。
塔門をはいった中の周柱式中庭からです。
塔門より入った真正面から中庭を見る風景
人がいると、その大きさは、わかりやすいかと思います。
帰りも馬車ですが、街中は、少し人出が多くなってきました。
果物屋さんでしょうか。お店というよりも、市場のような感じで、テントを張ったお店が並んでいました。
2016年12月 エジプト(4) ホルス神殿