夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

藍の花涼し気に~アイアカネ工房

2018年07月12日 | 雲仙の旅

【タデ藍~タデ科イヌタデ属】


藍の畑に小さな白い花が咲いていました。

 

 

ここは雲仙市小浜町 刈水地区

山に抱かれ海を見おろす静かな集落の中に

 

 

古民家を改装した「アイアカネ工房」があります。

 

 

畑で育てた藍や綿や

辺りの自然から採ってきた植物を使って

 

 

昔ながらの「紡・染・織」の手仕事をしている工房です。

 

 

珍しい鹿の皮の藍染を見せてもらうことができました。

 

 

 染めては干し、乾かしてはまた染める

好みの藍色に染まるまで繰り返す

根気のいるお仕事でした。

 

 

アトリエショップの入口のガラスが

夏の色を映しています。

 

 

明け放した窓から涼しい風が入ります。

 

 

蝉の声も暑くないのが不思議です。 

 

 

 

美しいインディゴブルーは

藍より出でて藍より青し

 

 

 

 

手仕事の優しい風合い 

 

 

 今日は主にはお会いできなかったけど

いつもの麦わら帽子がお留守番です。

 

 

最後に主の素敵なお言葉を

ご紹介させてください。

 

 

『自然の葉や枝、根が持つ多様な色合い

草木の生命が衣に宿る瞬間の美しさ。

五感を研ぎ澄ましながら、日々

紡ぐ、染める、織るという事。

そんな、かつて生きることとともにあった手仕事を

今の暮らしのなかに

お届けできたらと思っております。』