こんばんは。
エルです。
今日は帰宅後に昔のモノクロ映画『黄線地帯』を。
イエローラインと読むらしい。
どうもカラーに線を付けると
赤線、青線みたいな想像をしてしまうが、あながち間違いでもなく
戦後何とか金儲けをしようと企んだ男たちが
白人(軍関係かな)へ黄色人種である日本の女性を斡旋するから『黄線地帯』。
天知茂演じる殺し屋が、ある男が、高尚で有益な人物を自分に殺させ、金の代わりに警察を差し向けた事に激怒。
逃げる途中でたまたま近くにいた踊り子の女性を誘拐して夫婦のふりをさせて逃げる、というもの。
踊り子の女性がなかなか気が強く、あの手この手で誘拐を知らせようとするが・・・。
天知茂は私が物心付いた時には既に眉間に一直線シワがある渋いおっちゃんだったので
若き日の色々な顔を見られるのは楽しい。
ただ、お金のために外国人相手に喜んで(?)体を売る女性たちや、薬物を打ってもらいに来ては男に声をかける女性たちが引きも切らない猥雑な街(舞台は神戸)の様子と、タイピストとして働く女性が車で拐われてイエローラインへ連れて行かれる場面には心がざわざわ。
生き抜くのはもちろん大切なことなのだけど。
このビデオを観る前に『銀座二十四帖』という、もっと人情味あふれる作品を観たせいか(それでもヒロポンは出回っていた)『黄線地帯』はちょっと苦しい感じがしてしまう。
今日の良いこと・職場の先輩が優しい。有難い。
翻って自分は他人への不満を口にしてしまったりする。反省。
優しくなりたい。
皆様に幸運を!
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