こんにちは。エルです。
しみじみと何度も読み返したくなる本。
小川糸『喋々喃々』
中古の着物やを営む若い女性。
下町情緒の残る谷中でひとり、店舗と居室を備えた家に住んでおります。
季節の柄を合わせたり、その時々で、紬にしたり麻にしたりと
着物の着付けが出来たらどんなに楽しいだろうかと想像しました。
彼女をとりまく谷中の人々。
ちょっと複雑になってしまったけれど、母親と一緒の妹たち。
再婚相手と暮らす父親。
ものすごく好きだった元彼(年賀状や暑中見舞は送ってくる)。
そして驚くのは最初は不協和音に感じた妻子持ちの男性とのお付き合い。
自分はいくつになっても子供なのか、なんで家庭のある人に~
と、思うのだけれど、恋はそういうものかもしれない。
主人公は自分のなかだけでひそやかに喜びや痛みを噛みしめて生きていく。
主人公は仕方がないと思うけれども、誰かを不幸にしない恋であることを願ってやまない。
それにしても一年の行事がふくふくと盛り込まれた豊かなお話です。
谷中へ行ってみたくなるような。
あるいは今いる場所で、しっかり昔ながらのしきたりを行いたくなるような。
今日の良いこと・しばらく雨が続いたエル地方ですが、今日は晴れて暑くなりました。今日で8月も終わりですが、まだまだ夏服を着たいと思っていたので、着ることが出来て嬉しいです。
皆様に幸運を!
しみじみと何度も読み返したくなる本。
小川糸『喋々喃々』
中古の着物やを営む若い女性。
下町情緒の残る谷中でひとり、店舗と居室を備えた家に住んでおります。
季節の柄を合わせたり、その時々で、紬にしたり麻にしたりと
着物の着付けが出来たらどんなに楽しいだろうかと想像しました。
彼女をとりまく谷中の人々。
ちょっと複雑になってしまったけれど、母親と一緒の妹たち。
再婚相手と暮らす父親。
ものすごく好きだった元彼(年賀状や暑中見舞は送ってくる)。
そして驚くのは最初は不協和音に感じた妻子持ちの男性とのお付き合い。
自分はいくつになっても子供なのか、なんで家庭のある人に~
と、思うのだけれど、恋はそういうものかもしれない。
主人公は自分のなかだけでひそやかに喜びや痛みを噛みしめて生きていく。
主人公は仕方がないと思うけれども、誰かを不幸にしない恋であることを願ってやまない。
それにしても一年の行事がふくふくと盛り込まれた豊かなお話です。
谷中へ行ってみたくなるような。
あるいは今いる場所で、しっかり昔ながらのしきたりを行いたくなるような。
今日の良いこと・しばらく雨が続いたエル地方ですが、今日は晴れて暑くなりました。今日で8月も終わりですが、まだまだ夏服を着たいと思っていたので、着ることが出来て嬉しいです。
皆様に幸運を!