毎日寒くて、寒がりの私はマフラーと厚手のコートでもこもこ。
散歩の途中目を凝らすと、越冬するカマキリの卵を見かけます。
あわのかたまりのような卵のうの中でじっと春を待っているのでしょう。
卵のうは椿やススキ、あまり高くない植え込みの枝についていますが、
東京は田舎に比べて数が少ないような気がします。
オオカマキリの卵のうに比べて細長いのがチョウセンカマキリ、円筒形のハラビロカマキリ、
コカマキリは小さめと形も大きさも違うようです。
でも実際は並んでいるわけではないので、判別はむずかしいかもしれません。
幼児期によく見つけた息子たちも、オオカマキリと小さいコカマキリのはわかっても他は判別しにくいようです。
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四月の晴れた暖かい日、卵のうからぞろぞろと200匹前後のカマキリの赤ちゃんが出てきて、
鳥や虫に食べられたり水に落ちたりで成虫になるのはせいぜい1匹と、図鑑には書いてあります。
カマキリの世界、きびしいですね。
静岡に住む私の母の小さな畑に、一昨年の秋、蝶屋の息子がたくさんのカマキリの卵のうを集めてきて
荷ひもで木にくくりつけました。なす等の野菜につく虫をカマキリに食べてもらおうというわけです。
虫嫌いの母ですが、以前たまたまいたカマキリのおかげでなすがたくさん実ったそうで、カマキリ大歓迎。
昨年なすはカマキリに守られてすくすくと育ちましたが、たくさんの卵のうから生まれたはずのカマキリの
成虫は数えるほどだったとか。本当にきびしい世界なんだと知りました。
そんなこんなでカマキリにはいろんな思い入れがあります。
成虫のミドリの目はエメラルドのようで魅力的で、絵にもなります。
カマキリが大好きな高校時代の個性的な友人Oさんがいます。
私だけじゃなかった、虫好きは男性とは限らないのですね。
東京都23区で唯一、カタクリの花が有名な練馬区の清水山憩いの森。生き物がたくさんいてカマキリも生息。
そこにある湧き水の池とカマキリの卵を描きました。
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Pー96 清水山憩いの森とカマキリの卵
もう一枚、たくさんのメジロが一本の寒桜の木で戯れている様を静岡で見ました。
そのときの感動を描いてみました。
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P-162 早咲きの桜とメジロ
最近蝶屋の息子が青梅でウスタビガのまゆのカラを見つけて、持ち帰りました。
私へのお土産だそうです。
造形美があって面白いので見てください!
もし私にお裁縫の技術があったら、フエルトでストラップにして携帯につけたいくらいです。
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◆食べごたえがあっておいしくリーズナブルなお値段の豆大福。
練馬区北町の商店街にあるこのお店の和菓子はどれも人気ですが、
私は豆大福が大好き、冬は特に食べたいです。
仕事の帰りに買おうと思って寄ったら、17時頃なのに売り切れでシャッターがしまっていたことも。
売り切れ次第閉店だそうで、早めにおでかけください。
『伊勢屋岡本製菓本店』
TEL 03-3932-3425 営業 6時半~17時半 定休 火曜
『伊勢屋岡本製菓支店』
TEL 03-3933-8578 営業 7時~17時半 定休 火曜
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