可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

チョコレートドーナツ

2015年12月30日 | Weblog
内田さんが好きな映画


 大切なことは大切に…

「うっちーチャット」で、あちゅとくんは好きな映画を聞かれて…

内田さんのツイートなので、関係分野から、即反応が


 英陸は、タイトルに何となく覚えがあったのだけれど、見てなくて…
この人なら見ていたはずだ!と思って、RSさんのブログに行ってみましたらば、やはり、見てらっしゃいましたですね

 DVD「チョコレートドーナツ」

映画レビューは、こちらで代えさせていただきます…なんつって…
英陸はRSさんの記事を読んだとき、とても興味を持ったけど、同時にとても哀しい話なのだと思って、二の足を踏んでいた。
あちゅとくんの好きな映画だと知ったからには、すぐにレンタルしなきゃ!と思ったんだけど、
なかなか蔦屋さんに行きそびれてて…先日やっと借りてきました

ホームページはこちら  『チョコレートドーナツ』Home

 英陸は、チョコレートドーナツではなく、カフェラテとBitteをお供に、DVD見ました



今やアメリカは連邦裁判所で同性婚が認定されているし、
欧米では同性愛を公言して、市長にも知事にも大臣にもなる人たちがいる時代…
でも、今でも本当はすごく偏見を持つ人たちはいて、激しい攻撃を受けることもある。
ロシアなんかは公的に同性愛を宣伝する行為などを禁止しているし…

映画の舞台は1970年代…ゲイは異常者扱いで、世の中の片隅でひっそりと生きていなければいけなかった…
でも当時はそっちが当たり前。
一方、障がい者も黒人も、弱者なのだから、保護はしてやるから文句は言うな、当局に従え的な扱い…
マイノリティーはおとなしく支配されるべき存在だった。

RSさんもレビューに書いているけれど、「異常」とか、「普通と違う」って、何を基準にしてるのだろう?
自分や常識が何を置いても大切なものなのか?正しいことなのか?
人間として、本当に守らなければいけないことが何なのか…
異常って、一体どっちが本当は異常なのか???

偏見や差別って、「される」人間が問題じゃなくって、「する」人間の方に問題があるんだよね。
でも、権威に従属する人々は強者の側に立ちたくて、「される」側の人たちを排除する…

『チョコレートドーナツ』には、マイノリティーがいっぱい…

 育児放棄されたダウン症のマルコ…
女装パブで働くルディは、マルコの笑顔の可愛さに引き込まれ、彼の能力と成長を信じた。
ゲイであることを隠していた弁護士のポールも、ルディの深い愛情にふれ、生き方を変えた…
彼らの人生が困難なものになるだろうことは、あらかじめわかっていたけれど、
彼らは、愛に包まれた「家庭」を築いて、普通に暮らしていた…それは異常なことだったのか??

マルコと引き離されそうになって起こした裁判…はじめは偏見を持っていた調査員も判事も理解を示した。
マルコの学校の先生は、ルディとポールが最良の両親であると証言してくれた…
それでも「常識」の壁は破れなかった…
第二審で巻き返せることを信じてもいたけれど…

ラストはとても悲しい…
でも、お涙ちょうだいには終わらせていない…
ルディも、ポールも、きちんと自分たちの生き方をまっとうしてみせる…

最後に力強くルディが歌う「I shall be released」
この中で何度も繰り返される ANY DAY NOW という歌詞が、英語の原題。

  いつか、必ず…今すぐかもしれない
  私は解き放たれる…自由になる
  …
   私たちは自由になる…


邦題と原題が全く違うことに批判もあったようですが、
原題そのままだと、日本で受け入れられたかどうか疑問…
マルコの好物だった『チョコレートドーナツ』をタイトルにしたから、映画の内容の暖かさも、スムーズに理解されたのかもしれない…



そこのところを、わかりやすく解説してくれたブログがあったので、紹介しときます。

 Pepper's Attic

 上のブログではルディを演じたアラン・カミングのインタビューが紹介してあります。
アランさんって、本物のゲイなのね…っていうかバイセクシャルで、一度女性と結婚したけど、今は同性婚をしてらっしゃるそうで…
素顔は紳士的なオジサマなので、ちょっとびっくり
まあ、ご本人も言ってらっしゃいますが、ルディの方が、ビジュアル的にはインパクトありすぎで、
何にも知らない人が映画を見たら、それだけで引いてしまうかもしれないよね…

 内田さんは、いつ、どこで、誰とこの映画を見たのだろう…
RSさんも「内田さんはどういう感想持たれたんでしょか」ってコメントを返してくれましたが、
何をどう思って、この映画を「好き」と言ったのでしょう…

いろいろ詮索するのはやめときますね
もちろん、とてもヒューマンな作品だし、、素敵な映画ですから…
多くの人が感動して、涙を流した作品だから…
ただ、数ある映画の中から、あちゅとくんが『チョコレートドーナツ』が好きだ、と言ってくれたのは、英陸はとてもうれしかったし、
そして、内田さんがこういう映画を好きと言ってくれることが、とても大事なことだと思った。
あちゅとくんは、自分の発言や行動が影響力を持つことを知っている。
そんな人が、この映画を好きと言ってくれたことは、さまざまな偏見にさらされている人たちに勇気を与えるだろうし、
偏見持ってる人たちを牽制してくれることになるから…

やっぱり内田篤人はおもしろい

 英陸がこの映画の中で一番切なかったのが、
ルディやポールと引き離されて、「ここが君の家だよ」ってマルコが元いた家に連れてこられたシーン…
マルコはずっと言うの…「Not Home…家じゃない…」

マルコだけじゃない…ルディにもポールにも、あったのに…つくったのに…自分たちのHOMEを…
なぜ壊されなければならなかったのだろう…

 Home…あちゅとくんはよく「居場所」って言うよね。
居心地のいい、自分の帰る場所…
大切にしたい場所…大切にしたい人…
愛でいっぱいのあちゅとくんだから、この映画が心に残ったんだ…

どうぞ、あちゅとくんが愛に包まれて…そして正直に、自分らしく生きていけますように…

  あちゅれ!内田篤人!!  


あ!そうだ!!今日中にDVD返さなきゃ!!
忘れないように…延滞料かかったら大変~

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2 コメント

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真っ当なこと (英陸)
2016-01-04 23:38:30
 ごんふくさん
>内田選手がこの作品を挙げてくれたのって、おお、なかなかやるじゃん! って感じです。

あちゅとくんって、そーゆー子なんです。
いい子でしょ
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Kさんと見に行きました (ごんふく)
2016-01-04 23:00:54
コメント遅くなりましたが、きょう、長崎より帰阪しましたので。
この映画、2014年のわたしのベスト映画でした。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929070830&owner_id=5348548

Kさんが誘ってくれて、その当時わたしは四ツ谷、Kさんは市ヶ谷勤務だったから、仕事の後待ち合わせて新宿で一緒に見ました。

偏見と差別がさらなる不幸を生む悲劇に怒り、
そしてルディのいわば「男気あふれる」ふるまいに、感銘を受けた作品でした。
内田選手がこの作品を挙げてくれたのって、おお、なかなかやるじゃん! って感じです。
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