夢のつづき…２人の夢

やっと「夢を力に２０１４」です

うっちー動画１分２８秒…もっとしゃべれよ！

長谷部さんが約５分で、なんと真司クンは１０分超え！！



　スポーツ選手は若くして世に出て、成績に相応する態度が求められる。
それゆえか一流と言われる選手たちは、若さ不相応に高い意識を持っていて、尊敬に値する。
彼らの意識の高さ…自分たちが夢の対象になっていることを、強く自覚している。
特に子どもたちへの影響をよく理解している。
自分たちにも憧れの選手がいて、その競技を始めるきっかけになった、という選手は多い。
だから、今は自分がその憧れになっていることの責任を理解しているのだ

うっちーは『僕見た』の「あとがきの、あとがき」で、
「サッカー選手という土俵を選び、上がってしまった以上、スパイクを脱ぐ日がくるまでは降りられません」
と、書いている…自分に厳しい言葉。プロの言葉。
同じところに、「サッカーのせいでたくさんのことを犠牲にしてきました」とも書いている。
動画では、夢とは、「夢のために何でも犠牲にできるというもの」と答えている。
つまりその夢とは「サッカー」なのでしょうが、
内田篤人がサッカーのために今まで犠牲にしてきたものって何なのだろう…
「僕の通ってこなかった道、知らない事にすごく興味がある」と彼は言う。
彼は普通の人なら、知り得ない、経験しようもないことを経験してきているわけで、
「自分のサッカー人生は相当濃い」（「サムライサッカーキング014」）
ということも言ってる。わかってる…
引き替えにはできない、この人生…
今はこの道をひたすら全うするだけ。

　

　ただね、英陸が気になるのは、うっちーはもう夢を通り越しているってこと。
「Jリーガーになる」なんて、子どもにとってはよくある夢だけど、
ある年齢になれば、とてもむずかしい夢だって、気がつく。
特に頭のいい人だし、それほど体格に恵まれているわけでもなかったから、
きっと、うっちーだって、いっぱい不安になったと思う。
実際、長谷部さんの場合は、中学・高校と進むに従って、現実が見えてくると、
「本当にプロになれるのか相当悩んだ」、「諦めようかとも思ったことがある」と、動画で告白している。
これまでの人生で最大の「挫折」に挙げてるのよね。
それが、うっちーの場合は、「愛される素質」もあって、あれよあれよと言う間に伝統チームの選手となり、
トップスターとなり、Ｊリーグ３連覇までしてしまった…

実はこの時、彼は途方に暮れたのではないか？
「自分がサッカーをやる意味は何なのか？」「この後、何をすべきなのか」
残された道は、もっと高みを目指すか、環境を変えるか
…それは犠牲にしてきたことをやり直す…という道もあったはずなのだ…

　うっちーのモチベーションは、高校３年生のときの選手権、県大会ベスト８敗退…
負けた悔しさがあったから、「次」に向かっていけた。
でもプロに入ってみると、自分が思い描いた以上の成果が上がっていく…
もちろん血を吐くような苦しみを味わい、努力あっての結果ではあるのだけれど、
努力が報われるって、すべての人に当てはまるわけではない。
逆に、報われる方が少ないかもしれない。
夢が叶いすぎて、途方に暮れる人なんか滅多にいないよね

２０１２年７月に出演した「しゃべくり００７」
うっちーは「夢は何？」って聞かれて、「もう叶っちゃってるんですよね。どうしましょう」って、言いました。
割と軽い感じで、冗談っぽく言ったので、真剣に取った人はいないかもしれないけど、
英陸は「大丈夫かな？この子」って思いました。
だって、それは本当のことだから。
あの子の夢は、一度、叶ってしまったんです。
てっぺんのその先を見ちゃった子なんです


たいてい横目…

だから、今は目標をつくって（わざわざ！）自分を動かす、原動力にしてる…
そうするしかない…けど、それって「夢」なんだろうか？

　長谷部さんは「夢が叶ったとき、成功したときの風景を思い浮かべて」、それを推進力にしている。
困難を克服して、成功して、喜びを感じて、「よおし、じゃあ、今度はもっと高い、険しい峰をめざそう」
そうやって進んでいける人…

　

　うっちーは、新天地を求めてドイツに渡っても、１年目からＣＬベスト４とか、DFBポカール優勝とか、
次々にビッグなタイトルを獲得してしまって、さらに代表では、アジア・カップにも優勝してしまった
とてつもない幸運に恵まれた子…

またまた自分の想像以上の成功を手にしてしまったうっちー。
日本人の誰も到達したことのない高みに放り上げられて、またも途方に暮れるしかない…？

その後、クラブは多くの選手が次々に移籍。
主力としてがんばらなきゃいけなくなるし、「肉離れさん」との関係が親密になってしまったり、
監督が交代したりと、苦境に立たされる…
何の雑誌でしたかね？「なぜ内田篤人は逆境に強いのか」っていう特集があったみたいですが、
それは逆境をモチベーションにできるからよね
逆にあんまりトントン拍子に行きすぎると途方に暮れる…一流の選手って、結局Ｍだから…

　ヤンキースのイチロー選手は何度かＮＨＫの「仕事の流儀」に出演したことがあるけれど、
昨年末の「スペシャル」…
年齢を重ね、出番も少なくなり、もはや限界説まで出たイチロー選手。
日本人大リーガーとしてだけでなく、メジャー選手として超一流の彼が発した言葉は、衝撃的でした。
「まだ苦しみ足りない」　
苦しむのが好きでなければ、超一流にはなれないのね…

　うっちーも、「おしゃれイズム」出演のとき言ってましたね。
ドイツで、ガタイのでかい選手たちと競り合い、マッチプレイで削られてケガしたり、激しく当たられたり…
「大変じゃないですか？」って聞かれて、
「それを求めて行ったので…」
と答えたから、上田さんに「ドＭですね」って断定された

今は、「目標を持ちながら、プロのサッカー選手を続けて行くのが夢」と言ううっちー。
頂点に上り詰めて、成功を手にした彼が口にする言葉。
サッカーが大好きで、サッカーそのものを夢にすることができたのだろうか…

この動画で、あえてワールドカップのことは言わなかったね。
インタビューする側は、W杯の話を聞きたかったんじゃないかと思うけどね
わざとはぐらかしたの？
皆知ってる。２０１０年南アフリカ大会で、一度もピッチに立てなかったこと
だから、「今度こそ」って胸に秘めてるはずだってこと。
でも、言わなかったよね。



　『僕見た』では、ちょっと乱暴に書いてある。

　

やっぱりなんだかんだ言っても、ワールドカップのピッチに立ってみたいんだよ。だって、このままじゃカッコわるい。
ワールドカップに出られないまま、サッカーをやめてしまったら、その後ずっと後悔すると思う。

　あなたのファンやサポーターの夢は、だから、あなたにＷ杯のピッチに立ってもらうこと。
縦横無尽に芝の上を駆け回り、躍動してくれること。
そこで本当に喜びを感じてくれること。
そして、その先にもちゃんと夢はあるんだって、夢は終わらないんだって、感じてくれること…

　でもたぶん、もう、うっちーは夢が叶っても途方に暮れたりしない。
だって、一緒に夢を追いかけたい人がいるから…
夢を見せてくれる人がいるから…

＜はい！もちろんここで妄想タイム！！＞
うっちーが夢が叶いすぎて途方に暮れたとき、長谷部さんの「夢」に出会ったんだと思う。
この人の夢について行こうって思ったのかな？
この人の後についていきたいなって、思ったのかな？
長谷部さんは、いつも夢を追いかけてる人だからね。

　アジアカップ優勝のトロフィーを、キャプテンが掲げてる写真。
皆、前見て万歳してるよね。
なのに、うっちーは長谷部さんを見てるのよ！


　　　　　　　　　　　ね

もちろん、優勝できたこと自体うれしいし、仲間を大事にするうっちーは、
皆と喜びを共有できてうれしいんだと思うけど、
長谷部さんがうれしいと、自分もうれしいことに気がついたんだよね
この日、うっちーは本当にうれしそうな顔をしているし、とっても綺麗
そして、その視線の先には、長谷部さんがいる。
笑顔の長谷部さんが…


うっちー、一生懸命、長谷部さんに話しかけてる

　「MP感想文」がまだ中途半端になってますが、
昨年１１月に発売されたサムライサッカーキング。
うっちー特集「内田篤人　透明な素顔」（英陸が生まれて初めて買ったサッカー本！）
その頃のうっちーが「最近ヘビロテして聴いてる曲」として挙げたのが
中島美嘉『僕が死のうと思ったのは』
…びっくりするよね
試合前に『一番綺麗な私を』を聞くっていうのもびっくりしたけど…

英陸はこの曲をまったく知らなかったので、ネットで検索した。
んで、歌詞を読み始めたら…な、何この歌詞！！つ、辛すぎる…
「うっちー、大丈夫なの？？！！」
って苦しくなってきたけど、最後まで歌詞を読んだらば…
そう、これは救いの曲です
よかった…内田篤人は、ちゃんと生きていてくれます。

　「僕が死のうと思ったのは」　歌：中島美嘉　詩・曲：秋田ひろむ

　うっちーは歌詞に共感する人だから、この歌の前半部分に共感しているなら、
やっぱりかなり辛い…
こんな孤独と虚無を味わったことがあるんだろうか…って心が凍る…
「Ｓｋｉｎｎｙ　Ｌｏｖｅ」もそうだけど、まるで心の中をさびた釘で引っかくような、痛々しい言葉が続く…

でもね、この曲は救いの歌。　「愛に出会った人の歌」

　　　　あなたのような人が生まれた　世界を少し好きになったよ

この曲は、歌詞を最初から全部（聴いた方が）読んだ方がいいから、引用はこれだけにしときます。
ただね、ちょくっとキーワードを抜粋！

　　　「あなたが綺麗に笑うから」
　　　「きっと生きることに真面目すぎるから」

　うっちーの生き方は、長谷部さん以上に真面目です。
でも、「真面目」といったら、やっぱりそれは長谷部さんの代名詞。
そして、とても綺麗に笑う人です。
あの笑顔と、目の輝きに、うっちーは心打たれたのかな～？
（これはあくまで英陸の妄想です！！）


前出雑誌Ｑ＆Ａ…Ｑ好きな女性の仕草は？⇒Ａ腕を組んでいる時
…女性はあんまり腕組まないよ。この人は腕組みするけど…

だから、長谷部さんががんばってくれなきゃ、困るの！復活してくれなきゃ困るの！！
今のうっちーの夢は「長谷部さん」なんだから
（何度も言いますが、これは英陸の妄想です！！）

　今、２人の夢は同じ。
同じ夢に向かって努力し、同じ夢を追いかけている。
これって、相当幸せなことかもしれない…

　サッカー・ワールドカップ２０１４ブラジル大会　開幕まで　あと９４日　　　

がんばれ！長谷部誠＆内田篤人！！


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