可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

花と夢

2014年03月11日 | Weblog
3回目の3月11日


 そして、4年目がはじまる…

 今日の朝日川柳

   憎むべき相手は自然などじゃない(埼玉県 金子雄一)
   再稼働この日ばかりは言わない日(神奈川県 吉井信之)
   除染した分どこかを汚染(京都府 服部和彦)
   「復興」と「景気」あたかも別の国(神奈川県 朝広三猫子)
  ☆民の声聞こえるふりは咎(とが)めなく(岩手県 瀬川重哉)

あの日、地震そのものは避けられなかったとしても、
原発事故さえなければ、復興の中身は全く違っていたはずだ。



第2句…安倍総理は昨日10日、「被災地の皆さんが復興を『実感できる1年』にしていく決意だ」(NHKニュースより)と述べながら、
「世界で最も厳しいレベルの規制基準に基づいて徹底的な審査を行い、これに適合すると認められた原発は、再稼働を進めていく」という方針を明言。
「再稼働」って、言っちゃいましたね、震災復興の話の中で。
被災者の願いを無視して…
被災地の皆さんがもっとも復興を「実感」できるのは、「原発0(ゼロ)」の固い決意と宣言じゃないかい?
 首相の「再稼働」明言、事故調トップ経験者から批判相次ぐ

そして総理は、「2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを、東北が復興を成し遂げた姿を世界に発信する機会にしなければならない」とも述べた。
実際の復興より、世界にどう見せるのかに気を配っているとしか思えない。
「できるだけ多くの被災地の子どもたちを東京オリンピック・パラリンピックに招待したい」って、
そんな招待より、被災地の子どもたちの、安全で安心できる暮らしと教育のことを考えるのが本筋でしょ。

結局、第5句・今日の一席…被災者の声を無視した復興計画はつづく…
震災の教訓なんか、どこ吹く風。
あ、この句、佐村河内(作曲依頼)事件のパロディーですよね



 昨日10日の「天声人語」

…せんだって、小欄で照井翠(みどり)さんの震災俳句を紹介した。岩手県の高校教師で東日本大震災を体験した人だ。その後、俳誌に連載中のエッセー「釜石の風」を送っていただいた。最新号の「三月を愛さない」という題名に、はっとさせられた。
 「ここ被災地では、私達は三月を愛さないし、三月もまた私達を愛さない。三月は凄惨(せいさん)な記憶を蘇(よみがえ)らせ、私達の心をずたずたに引き裂く。……二月の後が、すぐに四月であったならと思う」。一語一語が、当事者でない者の胸に突き刺さる。…


「私達は三月を愛さない…」
とても悲しい言葉…
花を待ちわびる、春三月…その月を愛せないことの辛さ…

3月はうっちーをはじめ、永嗣さんや、そのほか英陸の知っている人たちの誕生日がたくさんある。
3月を愛する人たちに、とても重くのしかかる…

あれから3年…
3年たって、ますます重い課題を私たちに突きつける3月…

 震災から3年…小笠原もっと伝えなきゃ

満男さん、1月、熊本に来てたんだね。知らなかった~
「九州北部豪雨」そしてこの冬の雪害…日本列島、どこでどんな災害が起こるかわからない。
満男さんの啓蒙と、被災地支援の活動はつづく…

 
ってことで再び満男さん        これも忘れないよ、ってことで再び「共に生きよう!」

は咲く」  作詞:岩井俊二 作曲:菅野よう子

真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしいあの街を 思い出す

叶えたい もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい
あの人を 思い出す …


NHKの震災復興キャンペーンとして生まれた歌「花は咲く」。
地域や世代を超えて、歌い継がれる歌になりつつある…

「花」と「夢」
咲かせるために、今がんばっている人たちがいる。
その人たちを、応援したい


「謝謝台湾!」 日本人留学生が震災支援感謝イベント

<ちなみに…>
この歌は、いったい誰が歌っているのか…というのが都市伝説になってますね。
一番繰り返されるフレーズが

※花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう


「わたしは何を残しただろう」…心を残して、亡くなった人たちが歌っているのではないか?
大ヒットした「千の風になって」も、死者の想いが歌になってましたよね。

誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に


どこからか聞こえる歌が、生きて歩んでいる人たちを励ましている…のかもしれません。
それとも、震災「前」の自分を振り返って「後」の自分に何ができるのか?
それを問いかけている歌なのかもしれない…

この歌、※のフレーズを最後まで歌うはずだったそうですよね。
でも、どうしても「わたしは何を残しただろう」で終わることに、違和感を持った人がいた。
そこで、最後だけ、変わりました。

   いつか恋する君のために…

すごく素敵なフレーズだと思う。
やっぱ、「恋」は生きるエネルギー、原動力
「恋」は人にだけするものじゃないしね。
何か夢中になって追いかけることは、全部「恋」
サッカーに恋する?恋に恋する?
夢を追いかけるのだって、「恋」なんだ。


サッカーボールに恋してる?!

この歌は、最後にこのフレーズがついたお陰で、本当に花開いたのだと思う
ドキドキと胸ときめかせる恋!
生きてる実感です…と、若い男に溺れている英陸は思うのであった…


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2 コメント

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Unknown (ごんふく)
2014-03-11 23:06:31
あれから3年。
あの日、新宿区の会社で仕事中に地震に遭い、
電車がすべて止まってしまった都内の道を黙々と、
大勢のサラリーマンたちと歩きました。
隅田川にかかる両国橋を渡るとき、風がやたら冷たくてこごえていたのを思い出します。
そのとき隅田川の向こうに見えたスカイツリーの姿を、
一生忘れないでしょう。

昨年見たニュースで一番悲しかったのは、
原発にほど近い町の住人たちが一時帰宅を許され、
町の名所だった美しい桜並木を、
白い防護服を着たままバスの中から、遠巻きに眺めている、というものでした。
なんという光景なのだろう・・
夏にはやはり、福島の住民が、防護服を着て炎天下、
帰宅の許可をとってお墓参りしているニュースも見ました。
切ない映像です。
住むことさえ、足を踏み入れることさえできない土地を日本の国土に作ってしまった、その重大さを、
はたして政治家は認識してるんだろうか?
返信する
要は資質がないってっことよね (英陸)
2014-03-13 00:12:33
 ごんふくさん
3月12日の朝日川柳に、
☆浪江町に総理の別荘建てる案
というのがありました。
自分の身になって考えろよ!ってことですよね
生まれてから一度も生活の心配をしたことがないお坊ちゃんたちに、
どうやったら被災者の苦労をわからせることができるのだろう。
ちゃんと知性と創造力のある人ならわかるんだろうけど、
残念ながら我々の大臣たちには、それらの持ち合わせはなさそうだから…
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