可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

夏の日付

2011年08月07日 | ウオッチング
8月6日…9日…15日…


忙しい、忙しい…

 いえいえ、忙しいのは英陸ではなくて、仔仔です…
やれ『与時尚同居』だ、『新天生一対』だ、そして今度は『忠烈楊家将』だ…

英陸は上海映画祭(『時尚』参加)の記事を書こう~…と思ってて、
なんだかんだで遅れをとり、追いきれなくなってしまったです…
グズなのがいけないんだけどさ…

きれいな仔が懐かしい…(『与時尚同居』)

仔と付辛博(左)、足の組み方がビミョーに…(『忠烈楊家将』)
 
とっても楽しそうな上海映画祭


そうこうしているうちに、今日は8月7日。
本当は昨日のうちにこの記事UPするはずだったのに
社長が壮絶出社、猛烈業務!
英陸はずっとお供してしまいましたので…

 さて、なぜ8月6日に更新したかったかというと…
この日は、日本人が忘れられない…いえ、世界が忘れちゃいけない日のひとつ…
「広島原爆の日」だったから。

今年は3月11日の大震災―再び訪れた国難―の影響もあって、
戦争についての思い入れが、例年になく深いようですね。
特に福島での原発事故が原子力そのものを考え直すきっかけになって、
「原爆の日」が特別な意味を持ってきたようです。

8月6日の朝日新聞「天声人語」に書かれていたことですが、
「福島からは広島原爆20個分(ウラン換算)の放射性物質が飛散した」のだそうです
最近、10シーベルト(以上)もの放射性物質を観測した箇所が発見されましたが、
それが非常に限定的なことなのか、または他にもありえるのか…
事故の収束などまったくおぼつかない…先の見えない状態が続いています

 夏は戦争関連の日付が集中します。
ノスタルジックな「夏の思い出」も手伝って、「あの日」に思いをはせる季節

 英陸は誕生日が8月16日、「終戦記念日」の翌日なもので、
勝手に 「平和の申し子」! を名乗っております。
(…と、体よく自分の誕生日を宣伝するのであった…

 一昨日、こうの史代さん原作のドラマ『この世界の片隅に』が、
日テレ系列で放映されました。

 こうの史代さんは広島出身。
代表作『夕凪の街 桜の国』は、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、
第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。
田中麗奈主演で映画化もされています。

 

英陸は映画のほうしか見ていないのですが、
『夕凪の街 桜の国』は広島で被爆し、戦後まもなく亡くなった女性・皆実と、
現代を生きる彼女の姪・名波(被爆2世)の物語。
2つの物語が「このお話は、まだ終わりません」という言葉で、つながっていきます。

当たり前の日常の中で、「被爆」という事実は彼女たちにひたひたと迫ってきます。
いつ死の病として牙を向くとも知れない恐怖。
その理不尽さに憤りながらも、彼女と周囲の人々は心の奥にその怒りをしまい込んで生きています。
いつか怒りは悲しみとなって、静かに人々を圧迫します。
この悲しみは、過去のものではなく、2世、3世へと確実に受け継がれてしまう負の遺産。
でも、人は静かに「事実」を受け止め、共に悲しみながら確かに生き続ける…
それがふんわりとした夕日の色のようで、桜の色のようで、温かな感動を残す作品でした。

一昨日の『この世界の片隅に』は、太平洋戦争中の広島と呉が舞台。
主演は北川景子さん。
イマドキの彼女に、戦争中、健気に生きた女性(北條すず)が演じられるかしらと、
英陸はいじわる姑のような目で見ておりました。
うん…北川景子さんはね、体当たりでがんばってました。
ほとんどすっぴんだったんじゃないかな?意外に質素なもんぺ姿も似合ったりして…
でもね、
速水もこみちさんなんかも出ていたのですが、この2人はやっぱりもう一歩?
演技力以前の問題として、時代の空気感が掴みきれなかったんじゃないか…



同じ時代背景のNHK朝ドラ『おひさま』
主人公・陽子の上の兄・春樹を演じた田中圭さんが、インタビュー番組で言ってました。
「あのころの人たちの考え方がよくわからなくて…」

むずかしい社会思想みたいなものがわからない、と言っているのではなくて、
普通の人々の気持ちがなかなか理解できなかったそうです。
彼らにとっては昭和が舞台であれば、もう感覚は時代劇

『おひさま』のほうもそうですが、他のドラマでも、
若い俳優さんたちのたたずまいには、どうしても違和感がある。
(一部には、ものすごくフィットしている人もいるけど)
いっそのこと江戸時代以前であれば、誰も記憶してないんで勝手に演じればいいのでしょうが、
英陸も古い人間なんで、明治人の記憶や、昭和の記憶、
戦後の残り香みたいなものも記憶してるんですよね

仔仔も戦中のドラマ『回家』を撮りましたよね。
まだ写真だけしか見てないから何とも言えないけど、仔も苦労したでしょうね。
『金大班』では、同時代のお坊ちゃまの雰囲気をよく醸し出してたと思うけど…
チュンニン嬢も古めかしい地味な服がお似合いで…


お2人もお似合いで…(『回家』)

台湾や香港の俳優さんは、日本の昔の俳優さんの面影を持ってますよね。
昭和の匂いがする、というか、ひたむきさと、上品さと、がむしゃらさが残ってる。
日本の若い俳優さんは、もう生活感がまるでないから~
いえ、「昔の日本人がよかった」と、言ってるわけではないんです。
昔の方がよかった部分も有り、今の方がよい面もある。
ただ確実に、この20年で、日本人は大きく変わったらしい。

でもね、すずの夫・周作役の小出恵介くんはなかなかよかったんですよ。
真面目な役が続いてる成果か…
特に『JIN~仁~』で、耐える旗本・橘恭太郎を演じた経験が生きてると思われます。
今回は海軍軍人の役でしたが、言葉少なにすべてを飲み込んで生きる姿が武士に通じているのでしょう。
その肩に責任と諦めを背負いながらも、優しさをにじませる演技が、
時代を感じさせてくれて精妙でございました

 意外とよかったのが、遊女役の優香さん。
可愛いんだけど、時々ぐっと色っぽく、そして生い立ちの貧しさと無学ゆえの無邪気さ。
生きるためにはすべてを受け入れるしかなかった遊女達。
切なさも交えながら、潔い生き方を見せてくれました。

《余談ですが》
だからね、時代の人と空気を写そうとしないのは時代劇とは言えないし、現代劇ですらない。
何とは言いませんが、なんちゃら(『GO』)とか~~
 

              チリン

 でね、長々と書いてきて、何が言いたいのかというと…
もちろん、これらの夏の日付を語り継がなきゃいけない、ってこともあるんだけど…

以下、『この世界の片隅に』…ネタバレの箇所は白色で書きますので、
読みたい方はカーソルを当ててください。

遊女・白木リンと夫・周作は実は昔なじみだったのでした。
周作に見初められて、嫁に来たはずのすずは、
本当は自分はリンの「代用品」なのではないかと思い悩みます。
周作が出征後、空襲で右手を失くしたすずは、終戦後実家に戻ることを決意しますが、
原爆で焼け野原になった広島に、すずの帰る場所はありませんでした。
行き場を失ったすずが瓦礫の中で呆けていると、そこへ復員したばかりの周作が現れます。
「追いかけにゃあ、それっきりになるような気がしたけえのう」
「わしがすずさんの居場所になるけえ」
すずの左手をやさしく握る周作。
そして
「すずさんがどこにおっても、わしがすずさんを見つけるけん」
と言ってくれた周作と、すずは生きていくのです。
 

 最後、ナレーションですずは、
「周作さんありがとう。この世界の片隅に私を見つけてくれて、ありがとう」
と語って、ドラマは終わります。

 昨日はね、旧暦(農歴)の7月7日=七夕=情人節だったでしょ。
それで仔仔は、できる限り私たち迷のために、お返事をくれようとしました。
4時間近く?
途中でちょっと行方不明になったけど、一生懸命返信してくれました

その大愛に感謝

でね、私たちは、仔が大変なのはわかってるけど、
お返事がほしくて、また一生懸命書き込みしました。
英陸もね、ひと言でも答えてくれたらうれしいな、と思って仔の言葉にコメントしてました。

 怒涛の夜を過ごし、「晩安」のご挨拶をしてから、ふと気づきました。
あ、英陸はきっと、こう思いながら、一生懸命書き込んでたんだな、と。

「私を見つけてください」

 自分を見つけてほしくて、
「仔仔、私はここにいるのよ」「いつも応援してるよ」「大好きだよ」
って祈りながら、書いてたんだな、きっと…

英陸は2個、お返事いただきました。
ありがとう、仔仔。
私を見つけてくれて、ありがとう

あら~、乙女~~


パパとラブラブ(『新天生一対』)


仔パパに恋する息子・小小彬

小小彬も仔に首っ丈 恋する瞳。まったく仔ってば、老若男女見境なく落としちゃうんだから!
共演女優を片っ端から落す孝天の方が、まだ常識的??
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12 コメント

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360°OK! (英陸)
2011-08-22 18:00:27
RedStarさん
あら~、久方ぶりのコメントありがとうございます~
いえいえ~~仔迷のかたばかりでなく、いろんな方に来ていただきたいですわ。
どぞ、よろしく
返信する
夕凪の街… (RedStar)
2011-08-22 00:56:22
原作、持ってます。
逆に、映画は見てませんです。

小出くんは「耐える」というか、自分を抑える役、多いですよね。

…と、ここにいらっしゃる皆様とは全然方向違いのコメですんまへん。
返信する
ブーム到来!? (英陸)
2011-08-10 21:57:02
のんのんさん
仔迷が火付け役になって、日本に『楊家将』ブームが起こったりして!
武侠モノだから男の人も楽しめるよね。
日本で映画が公開されるためにも、仔迷が予習して宣伝しなきゃね
返信する
遼の軍は強いぞ… (英陸)
2011-08-10 21:45:16
仔迷のはしくれさん
 日本ではほとんど『楊家将』は紹介されてないので、
北方健三版は貴重みたいですね
中国での本場モノより史実は基本的に正確らしいです。
予習にはピッタシ!
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お~~偶然! (のんのん)
2011-08-10 21:14:51
仔迷のはしくれさん
あたしは今日昼休みに図書館へ行って・・
北方さんの「楊家将」借りてきました。
残念ながら。下巻しかなかったけど。借りてきたわん。ピーター・ホーのドラマ版は最後まで見ましたよん。予習をしなくちゃね
返信する
北方謙三さんの・・・ (仔迷のはしくれ)
2011-08-10 02:35:28
『楊家将』(PHP文芸文庫)という文庫本を、今日、本屋さんで偶然見つけて買ってしまいました!解説を先に読んでしまったのですが、第38回吉川英治文学賞を受賞している傑作だそうで、原作とはだいぶ違うようですが、原作より面白いと評判の作品だそうです。今、読んでる本を読み終わったら、読んでみます~~
普段はストーーリーを知りたくない派なのですが、歴史物は時代的な背景を知らないとわかりにくいし、作品ごとに細部は変わるから、あまり気にしなくてもよさそうなので・・・北方さんだから、ハードボイルドな男のロマンになってると思います~~楽しみ!
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三郎が主役さ!! (英陸)
2011-08-09 21:38:17
のんのんさん
いやあ、英陸のは「中国人なら絶対に書かない」エセ中国語です。
ネイティブの人たちって、教科書には載ってない言葉遣いをしてるでしょ。
でも「Japanese中文」になってもいいや、と思って書いてます

のんのんさんはピーター・ホー版の『楊家将』を制覇したんですよね。
すばらしい!!
耶律斜、かっこいいんでしょ
でも、まあ、仔は楊家の親子愛・兄弟愛に感動したらしいので、
敵方には寝返らないでしょうねえ…
ここは監督さんに、今までとは違う、主役級の三郎にしてくれることをお願いしましょ~~
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Unknown (のんのん)
2011-08-09 20:31:42
英陸さん
社長からお返事もらったのね。おめでとう~
ちゃんと中国語ができるっていいね
あたしは「晩上好~」としか書けなかった。
そんな意味のないしょうもない書き込みにもちゃんとお返事もらえてビックリよんΣ(゜д゜lll)

お返事を期待してたわけじゃないけど・・確かに英陸さんの言うとおりに「あたしを見つけて」って思いながらコメントしたかもしれない

社長の愛を感じましたね。
あんなに沢山の返事を返すだけで大変なのにね
でも・・・きっと仔も楽しんでたように思うわ

迷からも愛を~~
しゃちょんさんからも愛を~~~
なんて幸福なあたしたち

話しは変わりますが・・・
敵方・遼の将軍・耶律斜この役
仔にして欲しかったの
てっきり四郎だと思ってたから三郎と知ってがっかりしたのよ。耶律斜なら仔にぴったりだと思うんだけどなぁ~~~ダメかしら監督さん
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失礼しました2 (英陸)
2011-08-09 14:33:58
Ojjiさん
最近の社長は異常にサービス精神旺盛ですよね。
ありがたいんだけど、寝不足で…ふぁ~~
あ、失礼しました!

中国語の正確さはどうあれ、なんとか書いてれば、社長は気持ちを汲み取ってくれます。
がんばって、コメントしましょうね~
返信する
失礼しました (英陸)
2011-08-09 14:25:32
仔迷のはしくれさん
コメ返が遅くなってごめんなさい。
最近、社長が異常に勤勉にご出勤なさるものだから、
ついつい他の事がおろそかになって…

さて、ルイス・クーさんの怪我待ちのために、社長はアルバイトでも入れたんでしょうか。
ただ今上海ですが、明日には叉移動みたい

んで、ルイス・クーさん、ご本人の微博では「動きのない場面なら撮影できるよ」と語っておられますが、
世間では1週間程度遅れるとか、1ヶ月は延期、はたまた2ヶ月は無理だ、なんて話もあって、確かなことはわかりません。

そんでもって、イーキン・チェンの役=楊家の宋とは敵方・遼の将軍・耶律斜だとか。
すごくかっこいい役らしいですよ
楽しみね
返信する
お久しぶりです!2 (Ojji)
2011-08-08 14:40:58
あたくしも、このドラマは見てないので・・
さっき、”新体制”になって初めて ”VIC”に遭遇してきました。
食後のまったりした こんな時間にいるとはびっくりですよ!

い~いな~コメントもらって

あたしはなかなか見つけてもらえそうにありませぬ!
返信する
お久しぶりです! (仔迷のはしくれ)
2011-08-08 12:37:57
このドラマは残念ながら、見ていないので、ドラマについてのコメントではないのですが・・・
仔社長のこのところの猛烈社長ぶりに全然ついて行けない私です・・・でも、時々偶然遭遇して、大慌てでコメントを書いて、すごく変なこと書いちゃったり・・・中国語がわからないのがつらいです。でも、私も一度、返事をもらいました。すごく嬉しかったです。入社してから2度めでした。そう、みんな「この世の片隅の自分を見つけて!」と思いながらコメントを書いていると思います。それがわかっているから、仔仔はすべてのコメントを読み、丁寧に返信してくれるのでしょうね。
今はルイス・クーさんの回復を待つ、「待ち」の時間だからできることなのでしょうけど、なかなかできることではないと思います。返事をくれなくても、きっと読んでくれると思えば、コメントを書く甲斐がありますよね。
ルイス・クーさん、どうなんでしょうね。すごく気になります。それと、イーキン・チェンは何の役なのかな~?兄弟じゃないなら、悪役とか?・・・・クーさんがダメだったら、イーキンさんを長男にしてくれないかな~~だって、カッコイイんだもん!

英陸さんがコメントもらってるのを見ましたよ~~誰だか、わかってるもんね!
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