渇望

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この子がほしい

ＣＲＡＺＹ　ＬＯＶＥ～

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「非常に美しい容姿の青年である…」

この形容をどこで見たのだったか…

ともかく、この１行が「周渝民」を表現するのに、
絶対的な説得力を持つことは確かだ。
異議を唱えるものはあるまい。

その美しさゆえに、またアイドルとしてのデビューゆえに、
正当に演技力が評価されない痛みを、彼は味わってきた。

だが真に彼は演技者だ。
まさに今、俳優として、蝶になろうとしているのではないか？

この「ＧＱ」のＶＴＲは実に挑発的だ。
最初に見たときにドキドキが停まらなかったし、何度見ても興奮する。
胡散臭く笑うジゴロ（？）、キーボードを抱えたＳＦチックなサイバー青年、
憂いを帯びた青年紳士…



はじけた音楽かぶれ野郎、モデルを前にしたカメラマンは、ちょっとぎごちなかった？！
何をスキャンしているのか、モニターを見つめるシーンは少年っぽい。
合間に“素”の仔仔・周渝民のインタビュー。
「ネットでのおしゃべりは公平なんだ…」
芸能人ではなく、一人の２８歳の青年の顔。
その飾らない言葉と声がいい。

そして、手の甲についた血を舐めながら、挑発的な目を向ける青年…
ふとナイフを手に、無意識から良心を呼び覚まそうとしながら、
返り血を浴び、ひび割れた眼鏡を掛けなおして、彼は不敵に笑う…

今、彼は演技に飢えている。
試しに何か役を与えてみるといい。
きっと腹ペコの虎のように、その役を貪り食うだろう。
この「ＧＱ」ＶＴＲは、それを垣間見せてくれた。

背徳な役柄も嬉々として演じて見せた周渝民。



彼の好友・朱孝天は、周渝民を「クレイジーだ」と言った。
そう、彼はクレイジーだ。
クレイジーに演戯を欲している。
その欲望は、彼を蝶のように羽ばたかせ、
時に毒々しい蛾に変身して見せるかもしれない。
それもいい。

彼の姿は人をもまたクレイジーにさせる。
彼をもっと見たい！周渝民をよこせ！仔仔はどこにいる？

「この子がほしい！！」

ああ、またドキドキしてきた。

周渝民は心臓に悪い…