可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

QUEEN

2019年03月19日 | ドラマ
QUEENっつっても、フレディー=マーキュリーじゃなくって…


 ドラマ…見てた人いる??
「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」


 最終話の平均視聴率6.0%…
5%台ギリギリの回もあったらしい…
今はやりの「弁護士もの」だったんですけどね。
『QUEEN』ってタイトルが、イマイチ理由不明らしいけど、
主演の竹内結子さんの役名が「氷見 江」=ひみ こう…つまり邪馬台国の女王「卑弥呼」ってことでしょ。
共演の水川あさみさんや、斉藤由貴さんがなかなか強力な役どころで、
強い女性の物語にしたかったのかな?

<ちなみに>
英陸は最終回直前にやっと気がついたのだけど、
大河ドラマ『真田丸』出演者が集中してたのよね
竹内結子さん:茶々(淀殿)
中川大志くん:豊臣秀頼
斉藤由貴さん:阿茶の局(徳川家康の側室)
山本耕史さん:石田三成
水川あさみさんは『江』のときの初(茶々の妹)だったし~
なんじゃ?このキャストは???大河ドラマリスペクト???

はい、戻って… 

ドラマはね…
鈴木法律事務所・危機管理部。
リーダーの氷見江(竹内結子)は、法廷ではなく
スキャンダルやトラブルの裏側を主戦場に活躍する異色の弁護士であり、
情報操作のプロ“スピン・ドクター”としてクライアントを窮地から救ってきた天才トラブルシューター。

という設定…

「危機管理」とか、積極的に情報をリークして世論を操作していく手法とか、
今どきの世相を反映していて、「社会派ドラマ?」と思って英陸は時々見ていたのだけど、
全部見なくても先が読める展開で、それほど楽しみにしていたわけではないです。
ただね、最終回は、かなりぶち上げてくれました

山本耕史さん(吾妻涼介)は、次期総理総裁候補といわれる、政権与党の若きホープ役!
氷見江(竹内結子さん)は、吾妻の元政策秘書で愛人(?)
んで、その政党名が“明時党”というのよね…
“めいじ党”じゃないよ、無理やり“みんじ党”と読ませてるの。
ドラマなんだから全然違う政党名にしてもよかったのにねえ。
どうしても自民党をイメージさせる名前にしたかったのか??
かといって“民自党”では明け透けだものねえ…

“みん”と読む漢字って、意外にないのね…「民」の他には、
「眠」…これじゃ国会でいつも寝てるみたいだし…(寝てるけど)
「罠」…これは“ワナ”だから、あくどい奴らだって名のってるみたいだし…(悪いことばかりしてるけど)
いっそのこと、「悪事党」にでもすればよかったんじゃ??いや、それは…

「明」を“みん”と読むのは、中国の王朝名「明朝」に限定される。
それでも“みんじ党”にしたかったのね?
でもさ、自民党は自由民主党の略(政党の性格は真逆…自由抑圧非民主主義党だけど)
明時党は、何の略でしょね?…明治時代に戻りたい党か
という邪推は置いといて…

その明時党が5年前に不正選挙をやらかした疑惑があり、
それに加えて吾妻議員には不正献金と、氷見弁護士との不倫疑惑が持ち上がっている。
疑惑の中心人物として、氷見江が国会に召致され、特別調査会が開かれる。
登場する証人たちは、皆、氷見が選挙違反に関わったことを証言していく。
氷見は絶体絶命、弁護士生命の危機…

結局、それは氷見江と吾妻が、党の不正を公表するために計画したものだった…っていうわけです

不正を告発しようとして追い詰められ、田村という人物が自殺しており、
当初から氷見はその事件の真相を明らかにすることも狙っていたのでした。
明時党重鎮・五十嵐元官房長官、林総務大臣は数々の不正が発覚して党を追われるのだけどね、
癒着していた企業がマネークアミューズメントっていうのだけど、何の会社なのかな?
情報やネット関係の会社なのかな?まあ「電通」のような広告代理店ではないみたいですが…
そこの社長も退任して、糾弾される。
そんでね、明時党は、何と「衆参同時選挙で大敗」するのです
その後、吾妻が明時党の新党首となって、党の刷新を図るという後日談…

 というわけで、当然今の政治状況を踏まえた展開だったの。
英陸としては、フジテレビさんが、よくこの内容でドラマをやったな~~と思ったのだけど、
視聴率も低くて、全然話題になりませんでしたね。
同じ日に最終回を迎えた『派遣占い師アタル』は、Twitterのトレンドの上位になってたのにね。
う~ん…ひょっとしたら、『QUEEN』はどっかの陰謀で、視聴妨害されてたのかも???なんてね

 今クールのドラマは、政治家や警察、検察などの行政による不正が重要なポイントになっていたものが多かった。
ラブコメの『初めて恋をした日に読む話』(深キョン主演)ですら、
学校認可に関わる不正事件なんてものが、出てきたんだよ~~
『メゾン・ド・ポリス』は、警察とゼネコンとやくざが結託してたし…

 「弁護士もの」で面白かったのは、『グッド・ワイフ』。
一話完結の事件の内容も奥が深かったし、全体を通じての展開がスペクタクルで、先が読めなかった。

こちらのほうは、副官房長官が「経済特区」の不正にかかわっていて、検察の一部がもみ消し工作。
やっぱり関連して自殺者が出る。
さらに不当逮捕、不当起訴…
昔なら、「こんなこと作り話だろ~」と思ってたな。
でも、実際に起こってることのほうが、よっぽど悪質で、底なしだとしか思えない…
権力者に忖度する奴らがニヤニヤ笑い、がんばる人たちの思いを踏みにじるばかり…
ホントに腹が立つ~~~

でもね、ドラマではちゃんと勇気をもって悪に立ち向かう人々がいて、ウソが暴かれる。
もうすぐ、もうすぐ、まっとうな世の中が来る!
悪代官と悪徳商人は、最後、必ず成敗されるのよ。

水戸黄門は私たちだ!



首洗って待ってろ!PM
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