言葉とは不思議なものだ。
口で発した言葉は見えないのに、そこに確かに存在する。
謂れのない誹謗中傷や悪口に、深く傷ついてしまう。言われた言葉は消えてしまっても、その傷は決して消えない。
今の世の中では、言葉が、放り投げられるようになってしまっている。
言葉は、改めて考えると、扱いが難しいツールだ。
自分がふと思ったことを、何の気なしにすぐに自分の外に出すことができる。
その気軽さゆえに、あまり深く考えず口から出て、その結果人を傷つける原因になってしまう。
言ったほうは覚えていないが、言われたほうは覚えているものだ。
そして、自分の思ったことをその通りに他人に言葉で伝えるのは、ものすごく難しい。
自分の言いたかったことと相手の受け取ったことのニュアンスが違うたびに、言葉ってものすごく扱いが難しいな、と感じる。
けれど、言葉は時に魔法にもなる。
言葉をかけるだけで、相手を喜ばせたり、幸せにしたり。
自分の日常も、振り返ってみると、自分が発する言葉と自分の周りの言葉で成り立っている部分が多くある。
そう考えると、自分や周りの人が、嫌な言葉、汚い言葉ばかり使っていると、自分の性格まで嫌になってしまうし、逆に素敵な言葉、ハッピー言葉を多く使うように心がければ、おのずと幸せになるのかもしれない。
魔法も言葉もかけるものだ。
人を魔法にかけるように、人に言葉をかけて自分も相手も幸せになれたら嬉しい。
自分の言葉には魂が宿る。
自分を形作っている言葉に、今一度向き合ってみよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます