感譚

日々感じたこと、ふと思ったことをつらつら。

勉強しなきゃいけないの?

2020-06-18 21:52:45 | 日記
勉強ってなんでするんだろう。こんなにめんどくさいし、よく分からないし、やりたくないのに。

誰でもこんなことを一度は思ったことがあるんじゃないだろうか。
思ったことがないとしたら、あなたには才能がある。か、もしかするとやらされ続ける勉強に一度も疑問を持たず何も考えず、自分の意思ではなく与えられたことをやることに慣れてしまっているのかもしれない…。
とまあ、少し脅しのようになってしまったが、なぜ勉強するのか考えたことがある人もない人も、今日は立ち止まって、一緒に考えてほしい。


僕は、以前教員を目指していて、大学を卒業すれば教員免許は取れる大学に在籍している。今は、色々あって目指していないのだが…。

教員を目指せる大学なだけあって、なぜ勉強するのか、ということについて考える機会はたくさんある。
僕自身、勉強は嫌いだしできればやりたくないので、勉強をしなくていい理由をよく探したりもする。


    
さて、本題に入っていこう。
まず、なぜ勉強しなければいけないのか、という問いの前提には勉強がつまらない、という意識と、勉強をして何に役立つのか不明確、ということが大きいと思う。

勉強はつまらないのだろうか?
この画面を見ている人が速攻うなずいている様子が目に浮かぶ。
たしかに、学校で一方的にやらされている勉強はつまらないだろう。
一方で、友達と遊んでいるときや自分の趣味に没頭しているとき、好きなことを調べているときには、楽しいと思う人が多いのではないだろうか。
そりゃ、楽しいことを挙げたからでしょ。と思う人もいると思うが、では、友達と遊ぶことや自分の好きなことをやる、調べることは勉強ではないのだろうか?
勉強とは個人的には、自分のためになることをすることだと思う。だから、世の中の大体のことは、勉強なのだ。
なので、勉強が一概につまらないのではなく、楽しいものもつまらないものもある。
その中で、学校の勉強がつまらなく感じるのはやはり、興味がないこと、何に役立つのかわからないことを押し付けられてやっているからだろう。

では次に、(学校でやらされる)勉強は何の役に立つのか、という話をしていこう。
日常生活の中では、三角形の合同の証明は使わないし、現在の日本では英語を使う機会もほとんどない。
では、どんな役に立つのか。

まず、よく言われるのが自分の選択肢を広げるため、ということだ。
自分が将来就きたい仕事、夢がある人には、努力して是非その夢をかなえてほしい。
しかし、みんながみんな思い通りの職に就けるわけではない。そうなったときに、他の職業に就くのに必要な知識をまた一から勉強していたのでは、時間がかかりすぎて、気づいたら何年もたっていて体力が…。なんてことになってしまうかもしれない。
あらかじめ様々な勉強をして多くの知識を持っていれば、スムーズに別の職に就ける、新たな可能性が広がる。

次に、騙されないためだ、ということもある。
あるサイトを見ていて、突然、「登録が完了しました。すぐに〇万円振り込んでください。」という表示が出てくることがある。世の男子は一回は経験したことがあるだろう。
ここで、知識がある人は、架空請求詐欺だ、と気づいて、もちろんお金は振り込まない。しかし、これを知らず、本当に払わなければ大変なことになる!と思った人は、まんまとお金を払ってしまう。
これは、知識があれば対処できる話だ。

また、本当にその知識は使わないのか、役に立たないのか、ということも考える必要がある。今まで生きてきて、使ったことがない知識だからと言ってそれを一生使わない、とは言えないのだ。
実際、開発系の仕事や建築系の仕事では見たことがないような数学の知識を使って仕事をしているし、これから日本にどんどん外国の方が入ってきたら、日本人だから英語は喋れなくていい、は通用しなくなる。
勉強したこと、得た知識はいつどんな時に役に立つのか本当にわからない。思いがけない場面で、勉強しといてよかった~と思うことが生きていく中でたくさんある。


以上のように、勉強には利点がたくさんあるのだ。
とはいってもなかなか納得できないし、勉強する気にはならないのが、人間だ。
この話の目的は、勉強をさせるようにすることではなく(勉強するようになってくれたら、それ以上に嬉しいことはないのだが)、勉強、ということについて一度立ち止まって考える機会を提供することだ。
これを読んで、少しでもあなたが、勉強について考えてくれたら、僕の目論見は成功したのだ。

今の時代、小中学生でもインターネットを使える時代だ。
こんな長い文章、見ただけで読む気なくしてしまうかもしれないが、一人でも多くの人に読んでいただき、学校や勉強について考えてもらえたら、2782文字タイピングした甲斐がある。


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