勉強しなくていい方法。
そんなものが存在するなら、誰も勉強しないよ、とそう思うかもしれない。
確かにその通り。
しかし、僕は、”机に向かって”勉強しなくても、得点を伸ばす方法はあるのではないか、と思っている。
長時間勉強しなくてもいいんじゃない?ということである。
勉強するか、と意気込んで机に向かっても、気づけばスマホ、漫画、落書き…。
なかなか捗らないものだ。
では、”机に向かわず”勉強する方法とは、いったい何なのか。
ズバリそれは、日常生活の中で思い出すことを心がける、ということである。
勉強、というと机に向かって、手を動かしてするものだという勝手な意識がある。
が、別にそんなことはない。
もちろん、目で見て、考えて、自分の手を動かしながらする勉強が一番良いのかもしれないが、なかなかそこまでにたどり着かないのが実のところだ。
だから、別に机に向かわず、ふとした時に思い出してみる。
とにかく思い出す回数を増やす。
2乗ー2乗の因数分解ってどんな形になるんだっけ。(a^2-b^2=(a+b)(a-b))
obtainの意味は何だっけ。(獲得する)
享保の改革をしたのは誰だっけ。(徳川吉宗)
詩聖は誰で詩仙は誰だっけ。(詩聖:杜甫、詩仙:李白)
リチウムの炎色反応は何色だっけ。(赤色)
などなど…。
人間の集中力は、長い時間持たない。
だから、長時間机に向かって勉強しようと思わなくていい。
気力を使うし、効率もよくない。
その分、思い出す回数をとにかく増やす。
電車に乗ってるとき、登下校の時間、お風呂に入っているとき、歯を磨いているとき。
時間は案外たくさんある。
そして、思い出そうとして思い出せないと、かなり気になる。
そこで、調べる癖もつく。
自分の好きな歌を覚えようとするとき、長時間聴きっぱなしで、紙に歌詞を書いて覚えようとするだろうか。
あまりしない気がする。
それよりも、何度も何度も聴いていると自然と覚えるものだ。
これと同じことで、何度も繰り返し思い出すことで、脳に定着していく。
長時間やること、よりも、繰り返しやること、のほうが大切だ。
もちろん、頭の中で複雑な計算や国語の長文問題を解くことは難しいので、それは頑張って机に向かって、手を動かしてやらなければいけない。
だが、思い出すことを繰り返すことで少しでも、勉強のハードルが下がる、勉強に対する意識が変わるのではないだろうか。
もし、なかなか勉強に向かえない、定着しない、と悩んでいる人がいれば、一度試してみてはいかがだろう。
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